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旧態然とした不破発言

2006/01/16 無党派常識人 40代 公務員

不破退任発言をじっくり聞かせていただいた。不破発言の 要旨は次のとおり。

 「六九年~七二年総選挙で躍進をし、社会党に次ぐ野党第二 党の地位をしめ、日本の政治に衝撃的な影響を及ぼした。新し い革新政治勢力として、社会の注目を浴びた。

 七〇年代半ばには革新自治体が総人口の43%を占め、国政 でも革新統一戦線の問題が政治の具体的な課題として検討され るようになり「民主連合政府を」のスローガンをかかげ、未来 への希望が大きく膨んだ。マスメディアも関連する企画や特集 がひんぱんにおこなわれた。

 これは支配勢力にとって「想定外」のこととなり、深刻な危 機感をもった。日本共産党は、アメリカ占領下での弾圧や党の 分裂などで、決着済であり、政治的対応を考えるべき相手では なかったが、総選挙での躍進で、政治の様相を変えた。

 以来、支配勢力は、危険な状況を二度とつくりださないこと を至上任務にして、日本共産党を封じ込めるために、激烈な反 共集中攻撃を継続してきた。マスメディアから日本共産党に関 する報道が姿を消した。

 最近では、財界支援のもとでの「二大政党制」づくりのキャ ンペーンが張られている。支配勢力が力とエネルギーを集中し て、共産党封じ込め作戦にあたっているという国は、現在、日 本以外にない。なぜここまで封じ込めるのか? 日本共産党が、 財界の支配と闘い、国民の利益、日本の主権と平和を守る政治 の実現を本気で追求している政党であるからだ。二十一世紀の 早い時期に民主連合政府の実現目標を掲げ、今後も逆風が吹こ うと堂々とたたかいつづける。力の源泉は、新しい党綱領、二 万四千の党支部、「しんぶん赤 旗」の三つの“宝”。これを 発展・充実させ、大目標の実現へ前進する」

 今日の凋落の主因を反共集中攻撃とマスコミの黙殺に置いて いる。主体の総括はそっちのけ。なぜ、こうまで凋落したのか 、自身の総括は今回も聞けなかった。何故有権者が自民党に支 持を寄せるかの理由を分析し、なぜ、共産党へのに支持が広が らないのかを真摯に受け止めないとこの先も無理だろう。自画 自賛や相手のせいにすることは、はそろそろ卒業してもらいた い。「ひとのせい」にして自己を正当化することは、一般社会 では、通用しない。不破発言を聞いて今回も、全く胸を打つこ とはなかった。