「民主主義」とは何か、「民主集中制」とは何かなどが
問われている。
そして概ねだが殆ど何のルールも脈略もなく「民主主義は正
しく、普遍的なもの」として評価されている。
それはイラク戦争を始めたブッシュが大義名分の一つとした
「民主主義と自由」と同じで、何ら変わることがない。
民主主義の代表例は「普通選挙権」だろう。
「貧しい人もお金持ちも同じ小さな一票」を投じる事によっ
て「主権者としての権利」を行使し、代議員に民主主義を委ね
る。
貧しい人など大半の人々は外野席の遥か後方で、時々民主主
義が行使されているかを垣間、見ているだけである。
これがブルジョワ民主主義の真髄だ。
そしてそれを日本で体現しているのが自民党であり日本共産
党である。
全てのことが選挙と投票に表現されるように、身近で重大な
ことが発生しても他の一切を犠牲にして、代議員も党員も投票
した無党派も頑張る。
しかし本当にそれが民主主義なのか、一票を投じることが民
主主義であり主権者なのか?
私はこの民主主義は根本から間違っていると思う。
実際お金持ちと貧乏人の一票は重さが違うし、ルールも同じ
とはなっていない、現実として選挙違反で逮捕されたり、連座
責任で国会を辞め去られるのは大半が野党議員である。
金がある人はどんな選挙活動も出来るが、ない人は公営の看
板にやっと名を連ねるだけである。
私は民主主義の社会とは、貧富の差がなくて、豊かでゆとり
があり、平等の権利を持ち、個々お互いが社会の主人公として
、自由に批判・討論し形成されて行く社会の事だと思っている
。
「貧しい人とお金持ちが同じ小さな一票を投じる」から民主
主義だというのはゴメンである。