先日、ある知り合いの共産党福岡市議から年賀状を頂い
た。
それによると、福岡市では就学前の乳幼児の医療費の無料化
が市議会で、全会一致で可決されたとのことである。
拍手喝さいを送りたい。
福岡での取り組みは全県的なもので福岡市に限ったものでは
ないが、共産党と、医療関係団体、市民がたしか、足掛け10
年にわたって実に粘り強く取り組んできたものだったのだ。(
当初は歯科のみの歯科医たちの無料化運動だった。)保守系市
長の下での運動は本当に長期にわたる粘り強い運動が必要だ。
私の住む市でもこの問題は取り組まれているが、なかなか認
められない。今のところ、所得制限無しの、外来3歳未満、入
院就学前までの乳幼児の医療費無料となっている。但し、良い
所は、現物給付であること。償還払いなら、一旦は支払った後
でいちいち面倒な手続きが必要で、払い戻しも2ヶ月くらい後
だ。
福岡に続かなくてはと思いを新たにした。
もっとも、わが県でも、われわれの運動によって、いくつか
の市では(4市)就学前までの無料化が実現している。
しかし、スエーデンでは18歳まで全員無料だ。
スエーデンの背中ははるかに遠い。
はるかに遠いがわれわれ医療界の人間には希望をあたえてく
れる。