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「社民党への共闘提案」の喜びと落胆

2006/02/02 薄幸ダイオード 40代

 日本共産党が社会民主党へ共闘を提案したのは明らかに一歩前進であるが、なぜ「憲法改悪を阻止するという1点において」というあまりに狭い限定条件をつけるのか?これでは憲法問題以外では、社民党との共闘はお断り!という事実上の共闘拒否回答であるようにも読める。日本共産党はやはり分裂主義、排外主義、セクト主義の擬似宗教団体であるという見方を払拭できない。
 社民党とならば、憲法問題以外に格差社会の是正や増税反対、市場原理主義反対など、共闘できる、いや共闘しなければならない基本政策は多いはずだ。
 今の日本の危機的状況は、泡沫政党化した両党とも、もはや単独では打開できないことは明白だ。もっと幅広い政策で共闘できるよう両党は継続的に対話を重ね、信頼関係の構築に努力すべきであろう。