「生産手段の社会化」って、どういうこと。と、質問すると、答えられる党員は、一人もいない。それが現綱領の一番大切なエッセンスだというのに。
ある議員さんは、さんざんへ理屈を並べた末に、国有化かな?と、つぶやいた。「そうよ。国有化だわよ。生産手段の社会化=国有化=北朝鮮と、一般人は、連想が働くから、現綱領について行こうと思う人は居ないわよ。」と、私は言った。
赤旗拡大なんて、ナンセンスだ。配達する人も乏しいし、集金する人も乏しい。もはや、フリーペーパーにして、広告収入でまかなうべきだと思う。
ネット討論も大切だけど、もっと個人宅で集会を多く持つべきだと思う。
「政局を語る会」を個人宅で開くべきだ。議員は自分でしゃべらずに司会に徹するべきだ。
議員の方が一般常識にうとい場合も結構ある。議員は一般人より物知りだと思うのは錯覚にすぎない。議員は一般人よりマインドコントロールをより多く受けている人材だと考えた方が現実的だと思う。
二人でも、三人でもいい、議員の方から個人宅を訪問して支持者の考えを聞き、自らのマインドコントーロールをはぎ落とさなければこれからの党勢拡大は望めないのではと、私は思う。
今の時代、人と人の交わりの欠乏が一番いちじるしい。そこに日本共産党は、目をつけるべきだ。お金よりも人間交流を欲している人は、老いも若きもいっぱいいる。携帯電話が繁盛するゆえんである。
本音が自由に語れる集会なら人々は喜んで参加する。わが大衆団体のハンカイで実証ずみである。
酒もさかなも自然に集まってくる。自慢料理を披露する場を欲している人もいるからだ。なければスナックでも、漬物でも、お茶は飲める。
ただ、主人公は、議員さんではない。議員さんは聞き役でなくてはならない。聞き上手な議員でないとこれからは当選できないと思う。
赤旗を何部拡大したという成績よりも、座談会を何回開いたかを実績として評価するような党風を作ることが大切だと思う。
集会にことよせて、カンパをねだったり、機関紙を押し付けたりしたらぶち壊しになることは、受けあいだ。盛会すぎる集まりなら、会費を徴収することはやむをえないだろう。