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入党者は初心を忘れずに

2006/02/03 パルタ 30代

 もし、共産党に「平和を守る党だから」ということで興味を持ってくれたのなら、その素直な初心を忘れないで下さい。
 ある意味左翼党派はつまらん世界であり、いくら若い人が「お前が苦労知らず」だの「世間知らず」だのと言われても、古参党員の人格が必ずしも立派な訳ではない。また、帝政ロシアの時代のナロードニキやエスエルがやったテロに比べて、日本の左翼の内ゲバって一体何だという感じはある。日本の場合、本物のファシスト・権力関係は元気で、死んだのは左翼労働者・学生だけではないのか? 一体、彼らは何のために活動をしているのか?本気で労働者を解放しようと思うから、大学や労組でポナパるのか?右翼・権力関係の大物一人は一人も死んでないではないか?
 若い人が至らない面もあるでしょう。でも、あんまり古い人間に振り回されないで欲しい。最初の共産党に興味を持った原点を忘れないで欲しい。「清濁併せ呑むのが本物の活動家」などと言われても、あんまり共産党組織そのものに浸りきらないで、純粋な感性は持ち続けて欲しい。
 反核団体一つまとまらない日本の左翼は情けない。共産党でも新左翼でも、組織には一歩引いて自分のスタンスというものは持ち続けないといけないと思います。党派のトップの人も、あなたと同じ人生ではないし、あなたはあなたの人生を生きねばならない。組織のトップの気まぐれな意向より、今時の若い人が最初共産党に興味を持ってくれた、その気持ちこそが尊いのです。
 護憲運動には共闘の条件として
「メンバーに暴力を振るわない」
「運動の品位を汚すことはしない」
という念書に全員サインをさせることが大切かと思います。党派が突然思い出したかのように暴力を振るうことは許さない。書面によって信用を確かなものにします。