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人文学徒さんへ、改革案がありますか

2006/02/04 民主集中生 60代以上

横あいから失礼します。
 人文学徒さんは、「新党の道はとらない」としていくつかの理由をあげていました。新党を考えるか、それとも共産党の改革に期待するか、それは自由です。しかし、人文学徒さんが示している理由は理屈になっていないとおもいます(重ねて失礼)。

 まず、「新左翼の50年近い離合集散の歴史を見ても現実的とは思えない」としています。
 過去の事例はそのとおりです。しかし、かつてそうだったからといって、将来もおなじことを繰り返すとはかぎりません。
 また、このような考え方では社会変革ができません。歴史の教訓に学んで未来を変えていくことが大事だとおもいます。

 また、「こっち(共産党)を変えるほうが、構成員の質が高いだけに現実的であると見える」ともしていました。
 何をもって「質が高い」と述べているのでしょうか。あえて「質が低い」とはいいません。
 しかし、質の高い集団であるならば、どうしていまのような体たらくに陥っているのですか。なぜ、そこから抜けだせないのでしょう。どこが「現実的」なのですか。

 さらに、「ただし、(略)数十年単位のスタンスにおいてのことである」ともしています。「構成員の質が高いだけに現実的」な話がどうして、数十年単位にすりかわってしまうのでしょう。十年でもひと昔といいます。何十年後のことなど誰にもわかりません。

 最後に、「ただし、(略)それは情勢の激変ということ」とふたたび条件をつけています。
 情勢の激変は誰も予測できません。したがって、情勢の激変を前提にして社会変革を展望することはしないものです。そのようなことをしたら、何でもありになってしまいますからね。

 失礼なことを述べました。ところで、人文学徒さんは、共産党改革をどのように「現実的」に考えているのでしょうか。
 宮地健一氏は、「党員・支持者の逃散圧力」が変えるとホームページで述べています。
 しかし、これでは解党にはなっても、改革につながらないでしょう。しかも逃散圧力はものすごく進行しています。
 支部が改革案を決議する。大会代議員が緊急動議をだす。
 いずれも民主集中制のもとでは不可能です。中央批判や改革を決議した支部は解散に追い込まれ、参加した党員も処分されます。先日の24回大会が満場一致で終わったように、各級の党会議、党大会代議員からは「異分子」が排除されるシステムができあがっています。支部間、党員同士の交流が事実上は禁止されている以上、散発的な動きは各個撃破されるだけです。詳しくは宮地健一氏のホームページをご覧ください。
 残るは中央の自己批判です。
 しかしこれも、元横浜市立大生さんが指摘しているように、中央幹部のメシが保証されているので造反が起こりません。仮に何人かの中央委員、幹部会委員が抵抗しても簡単に排除されてしまいます。
 委員長、書記局長がみずから党内改革を提案すれば多少の可能性があります。しかし、これは切腹をするということですから無理でしょう。それに、まわりの幹部連中が「殿、ご乱心」と葬り去ってしまう懸念が大です。

 人文学徒さん、これら以外の改革案がありますか。