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不破氏の安保条約下での自衛隊活用なる妄言について

2006/02/04 風来坊 50代 自営業

 そもそも、共産主義者が、社会民主党と決別した原因は何だったのか、そしてそれは何年だったのか。
 1914年8月4日ドイツ社会民主党国会議員団は戦時国債に賛成投票を行った。前日の代議士会では激論がたたかわされ、14票の反対があった。カ-ル・ル-プクネヒトは、もっとも激しい反対者の一人だった。しかし党組織第一主義が貫徹され、国会での自由投票は否決された。だが議会の外では、既に当日、ロ-ザのアパ-トで、何年もの間、ドイツ社会民主党の社会改良主義傾向と激しく戦い続けてきた、党内左派グル-プが反戦と党内闘争の進め方について討議を始めていた。12月2日、第二次戦時国債案の採決にあたって、リ-プクネヒトが本会議場で、ただ一人反対票を投じた。軍備増強と戦争政策に反対するかどうか、これこそが、社会民主主義者と共産主義者を区別する分水嶺なのである。「ブルジョア社会における社会民主主義勢力の役割は野党のそれである。与党としては、ブルジョア国家の廃墟の上にのみ立つことが許される。」ポシピリズムと日和見主義 ロ-ザ・ルクセンブルグ
 この原則を忘れると帝国主義的軍事条約=安保条約下での、軍隊の利用などという改良主義の発想が生まれるのである。政権に参加する限り軍事予算だけに反対という立場などとれるわけがない。安保条約を棚上げにしたままの政権に参加するなどということは改良主義そのものである。