あなたの文章からなぜ、自衛隊の活用のみで、これの解体が出てこないのだろうか。
「コンミュ-ンの最初の命令は、常備軍を廃止し、それを武装した人民にとりかえることであった。」この要求は、いまでは、社会主義政党と称したがるすべての党の綱領にはいっている。」(国家と革命 レ-ニン)
「第一に、わが党の綱領は、人民が、国会と政府をその手ににぎって、これを人民の利益の擁護、革命の勝利と反動的な国家機構の根本的な変革のために活用する展望をしめしているのであって、米日支配層による反動支配の道具である現在の国家機構を、そのまま人民権力の機構とするなどということは、まったく主張していない。
いうまでもなく、「労働者階級は、できあいの国家機構をたんにその手ににぎり、それを自分自身の目的のためにつかうことはできない」(マルクス)ということ、すなわち民主主義革命であると社会主義革命であるとを問わず、官僚的、軍事的な、国家機構の破壊が、あらゆる人民革命の前提条件であるということは、マルクス・レ-ニン主義の革命理論の根本命題のひとつである。それは、今日の資本主義国家の中央集権的国家機構、とくに警察、軍隊、官僚などを中心とする膨大な官僚的・軍事的機構は、本来、人民への抑圧と支配を主要な目的としてつくりあげられた反人民的な機構であり、たんに人民を代表する勢力が議会の多数をしめ、政府をにぎったからといって、それだけでこの機構全体を人民の利益のためにそのままつかうことはできないからである。
労働者階級と人民が、ほんとうに自分の手に権力をにぎり、革命の諸任務を実行し、革命の勝利を確保するためには、官僚的・軍事的機構の粉砕を中心に旧国家機構を根本的に変革し、ほんとうに民主主義的な国家機構-人民の意思にもとづいて運営され、人民の利益のために活動する新しい国家機構をうちたてることが必要になる。わが党の綱領は、この点についてマルクス・レ-ニン主義のこの原則的見地を一貫して堅持して「君主制を廃止し、反動的国家機構を根本的に変革して人民共和国をつくり、名実ともに国会を国の最高機関とする人民の民主主義国家体制を確立する」ことが、革命がどのような移行形態をとおっておこなわれようと、人民の民主主義権力のもっとも重要な任務のひとつとなることを、明確に規定している。そして、マルクス・レ-ニン主義の革命理論のこの原則的見地をあいまいにし、革命勢力が議会の多数をにぎりさえすれば、ブルジョア国家機構をそのまま人民の権力の道具にかえることができるとか、あるいは、独占資本が政治権・・・(文字化け)・・・労働者階級と人民がブルジョア国家の内部に「浸透」し、下から「民主的圧力」をくわえることによってブルジョア国家機構をなしくずしに獲得することができるとか主張する内外の修正主義者たちの改良主義的「革命」論を-「構造改革」論にたいして-、わが党は徹底的な批判をくわえてきたのである。
もちろん、このことは、革命の勝利にいたる過程で、労働者階級と人民が、一定の条件のもとで議会や政府などブルジョア国家機構のあれこれの部分を、当面する人民の権利の擁護、社会の合法則的発展を促進するために、革命の前進に、とくに国家機構の変革のために活用することを、否定するものではけっしてない。」 (極左日和見主義の中傷と挑発)
「もちろん、実際的成果をあげるために、社会民主主義勢力は、ときの国家でとりうる、あらゆる位置を占め、どんなところへも入っていかなければならない。しかし、ここで必須の条件となるのは、それらの位置が、そこから階級闘争を、ブルジョアジ-とその国家への闘争を行うことを可能にするものであることだ。 (ポシピリズムと日和見主義 ロ-ザ・ルクセンブルグ)
日の丸・君が代、安保、自衛隊、皇室と次から次へと妥協を重ねて行く共産党指導部に極左日和見主義の中傷と挑発を発行した頃のような革命的立場を期待できるのだろうか。またロ-ザのような原則的立場がとれるのだろうか。
逆に、安保や自衛隊を棚上げにしたまま、政権参加をした場合、他の政党に、下部組織でも、反対闘争をしない事を連立の条件にされた場合、反対闘争を妨害する事さえ考えられるのではないだろうか。