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共産党を傍観して

2006/02/11 molo 40代 自営業

 共産党から離れてずいぶんと経過した。
 共産党を傍観していると、何か変化していることはわかる。
 それに、共産党がテレビに出ることがずいぶんと少なくなったように感じる。

 こういう中で共産党の支持を拡大するのは難しいと思う。

 それでも共産党以外で支持できる政党がない。
 しかし、赤旗をとらないでいると、共産党がどんなことを主張し、どんなことを考えているのかまったくといっていいほどわからない。

 大部分の国民は、共産党のイメージをマスコミが報道するままで判断していると思う。
 共産党=中国・スターリン・人権弾圧というイメージになる。

 このサイトでは、共産党の改革の必要性を説く人がいるが、改革は無理だと思う。
 どこの政党でも中央集権であり、少数者の実権でしかないと思うが、共産党の場合は、党内問題を外に出さないという理由で、社会的に孤立していることを実感していない点でほかの政党とは違うということだ。
 要するに共産党は、国民的な政党を基盤にしていないことだと思う。
 「指導する」とかの言葉でも明らかなように、いまだに少数精鋭主義だと思う。
 もっとも、実生活において、ほとんどの国民が共産党とはまったくかかわりがないものだから、そこで支持を拡大するといっても、微々たるものに終わるはずだ。

 こういう中で一人ひとりの共産党員は大変だと思う。
 党員の活動から剰余価値をせっせと蓄積し、中央のごく少数者が党員はどう活動すべきかを指導するのだから、共産党員はとても献身的だと思う。
 共産党という党名は、もうぼろぼろの看板だと思うのは、私だけだろうか。「市場経済から社会主義への道」などという空文句を見たことがある。地球上で社会主義に属する人口の割合も見たことがある。
 そんなことしてまで社会主義・共産主義の「価値」を表現することは、科学的なのか。