帝国主義、反動勢力、...様々な形で我々の闘うべき「敵」は表現されている。しかし、一体、彼らは誰なのか? 警察なのか、自衛隊なのか、其れとも、自民党なのか? 警察など、所詮、十手を持った岡引に過ぎないであろう。
小泉は、ついに封印されたパンドラの箱を空けた。反動勢力内部の血みどろの闘争...。鈴木宗男、野中広務、...、小泉の政敵潰しは、一見、ばらばらの何の関連も無い出来事に見える。しかし、現代の司馬遷に掛かると、一連の政争が、フォックス大統領(メキシコ)の来日に始まり、浅田満(元ハンナン会長)の逮捕劇に繋がる、日本の暗黒勢力の暗闘であることが判る。
「歴史」を理解するには年表化するのが最も良い手段だ。
一見ばらばらの様に見える出来事に潜む論理と必然は、歴史家の手に掛かり、年表化されると、白日の下に曝されることになる。
2001年6月 フォックス大統領(メキシコ)来日。小泉首相と日墨会談。
2002年4月 雪印食品鶏肉偽装事件
2002年9月 日ハム牛肉偽装事件
2003年6月 鈴木宗男逮捕
2003年9月 野中広務政界引退
2003年10月 フォックス大統領来日。FTA交渉決裂。
2004年2月 山中貞則衆議院議員死去
2004年4月 浅田満(ハンナン元会長)逮捕
2004年5月 南日本ハム事件摘発
2004年6月 日墨FTA大筋合意
2004年9月 日墨FTA締結
2005年5月 藤村芳治(フジチク元社長)逮捕
2005年6月 伊藤ハム豚肉不正輸入事件
以上が、暗黒勢力の現代史年表である。キーワードは、FTAと豚肉...。後編は後日。それまで、上の年表を繰り返し見て、 考えて貰いたい。