投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

マルクス・レーニン主義の今後について

2006/03/17 山親父 50代 自営業

 初めまして。
 私はかつては共産党の支持者で赤旗も購読していた者です。
 90年代初頭から(ソ連崩壊あたりから)共産党に希望が見出せなくなり、以後一度も選挙で共産党に入れたことはありません。
 いくつか理由はありますが、最大のものはマルクス・レーニン主義そのものが科学的社会主義と呼べるものではなく、すでに100年以上たって時代もめまぐるしく変貌した今日、過去の遺物、あるいは経済学、政治学など学問の古典になってしまった。また、この思想そのものに当初から誤謬があり、とくにマルクスの人間に対する洞察や認識が稚拙であった。これが共産主義が世界中から見捨てられる要因ではないかと思います。
 さらにいえば、戦後の4~50年をみてもマルクス主義をかかげる政権が支配した国々の中で、一つとして人間社会における自由、人権、物質的、精神的豊かさが実現した国はありません。むしろ実態はその逆で一部の特権階級(が存在するはずのない思想なのに)が、程度の差こそあれ大多数の国民を弾圧し、搾取していたのが実態でしょう。日本共産党が毛嫌いするアメリカも勿論政治的にも多くの問題はありますが、共産主義・社会主義国家よりかは、はるかに自由も人権も保障されています。日本においてもしかりです。
 少なくとも、資本主義よりもより高度に発達しているはずの政治・経済システムとはとうていいえないでしょう。
 また今出版されている離党、除名党員などの共産党批判本によると、日本共産党自体に下からの議論がなく、トップダウン式の官僚的党運営が「民主集中制」だというじゃありませんか。これでは共産党は表向きには民主的とか科学的とかという枕詞を使いつつ、実はかつての諸外国で消えていったマルクス主義政党となんら変わらないのではないか、という疑問は当然抱きますね。
 今も党員を続けている皆さんはこれらの現実をどのようにご覧になったいるのでしょうか?今でもマルクス・レーニン主義は科学的で時代はマルクスの予言どおりに社会主義・共産主義へと進んでいくと信じていらっしゃるのでしょうか?