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4月23日の選挙結果について

2006/04/24 風来坊 50代 自営業

 久しぶりに嬉しいニュースが続きました。千葉7区の補選、沖縄、岩国、東広島の市長選です。注目の選挙は、全て自民党敗退でした。
 千葉7区の民主党の大田和美候補の当選後の会見でのキャバクラ報道についての質問に対して「社会経験として、ほんの少し勤めていました。でも否定されることだとは思っていません。キャバクラで働く人には、OLも多く、生活が苦しいから働いている。女性の雇用問題のひとつとして、国会で訴えていきたい。怪文書が出回ったのを知っても、信念はブレずに活動できました。」たいしたものである。
 この選挙結果は、東大、通産省、ハーバート大学院、埼玉県副知事と歩んだ自民党候補とどっちが庶民の意見を代表しているか示しているし、また小泉のデタラメ「改革」の正体を理解し始めているのではないだろうか。
 米空母の艦載機移転が焦点になった、岩国市長選も、安部官房長官の地元にもかかわらず、住民投票を実施し、移転計画撤回を訴えた井原勝介氏が新市長に選ばれました。
 沖縄市長選も、民主・共産・社民・社大党の統一候補・東門美津子氏が自公候補を打ち破りました。自公共闘が成立してから、しばらく、無かった快挙です。
 この岩国と沖縄市長選の勝利は、米軍基地の再編問題で、重要な意味があり、他の地域での米軍再編問題にも、大きな影響を与えることになります。
 また、これは、自公に対して統一を組めば、勝利出来る大変貴重な教訓となりました。
 最後に東広島市の自民党の中川秀直政調会長の次男の落選です。この選挙には、当然父親の中川政調会長も応援に入り、安部官房長官も応援に駆けつけた。しかし、それでも落選しました。
 これらの一連の選挙結果は、小泉政権に対する異議申し立てという点で、重要な意味を持っています。今後の国会審議にも大きな影響を与えるものとなるでしょう。
 これを小泉政治を終わらせる出発点のする必要があります。共産党指導部も、いつまでも、ご都合主義的な対応やセクト主義的な対応を止めて、統一のために先頭に立つことができないのだろうか。このような好機は、そう滅多にあるものではありませんから。