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筆坂秀世氏による党中央批判で感じたこと

2006/05/02 通行人J 50代 自由業

 先月26日夜、CS放送「朝日ニュースター」の「ニュ ースの深層」で筆坂秀世氏が登場してました(司会は評論家宮 崎哲弥氏)。
 くだんの本はまだ読んでないのですが、氏の主張は大変よく 分かりました。
 ここでも何人かの方が既に指摘されているように、確かに氏 はある意味要領のいい人で、内容的には自己弁明もあるようで 、その点は割り引いて考える必要があると思います。
 ただ、氏のいくつかの主張「国民のよりよき生活のために活 動する党であれ」「ソ連崩壊で、一般国民にとってもはや共産 主義は過去のものとなった。党名変更も必要と思う」などは、 外部の者にも斬新で、党の内部で活動していながら党中央には 批判的な立場の人たちにも共感するところのあるものではなか ったでしょうか?
 ところが、党中央を批判し、新しい共産党を目指すと称して いる一部の方々が、筆坂氏によってあぶり出された党中央-- 自己独善で、間違いを認めず、わずかな差異でもって批判する 者を排斥することに汲々としているような、そうした存在と似 た面があるのだから不思議なことです。
 私は最近、こちらで積極的に投稿されている何人かの方々が インターネット上で独自にオープンされている掲示板に投稿し ました。
 ところが、いずれも短時間で削除されるばかりか、一部の方 の掲示板ではどういう仕組みだか分からないのですが、投稿が できずはじき出されてしまう有様です。
 私の主張の何をそんなに恐れているのか、どうも悪意ある中 傷のごとく感じているらしいのです。
 滑稽なことには、そうした方々は私の主張への反論の前に、 こちらの「正体暴き」をする癖があるようで、私などは「4人 いる」とか、確かに名前だけは知っているものの投稿などした ことがない某掲示板で「何々というハンドルネームで投稿して いまは追放になっている」とか、ある宗教団体の者だろう、な どとあることないこと指摘されました。
 党中央の閉鎖性や排他的な姿勢を批判しているはずの方々が 、実は党中央とそっくりな姿を見せている。
 これはいったいどうしたことなのでしょうか?
 確かに掲示板にはいわゆる「荒らし」もありましょう。
 ただ、批判者は必ずしも悪意ある者ばかりではないはずです 。
 そのように考えないで、ごくごくわずかな確実な「同志」だ けを募って、閉鎖的なサークル活動に終始するのは本来オープ ンなインターネットでもったいない話ではないでしょうか?
 少しでも支持を広げていくべき共産党周辺に、まだこうした 方々がいるということは残念でなりません。
 こうした閉鎖的排他的な姿勢は、しかしながらどうも治癒不 能なのではないか、と今回の筆坂氏の主張に対する党中央の「 反論」をみて、感じた次第です。