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5/25 澄空様へ

2006/05/29 ロム3

 レス有難うございます。

>党の現状を憂う人の中に筆坂氏に期待する人がいるならば、それは幻想ですよ、彼は日本共産党を変えるためのいかなる要素も持ってませんよ、と私は言いたかっただけで、この問題でしつこく議論を続けるつもりはありません。(もちろん、彼はすでに党から自由なので今後変わっていく可能性は否定しませんが)

 私は、党の現状を憂うよりも、日本の現状を憂いています。日本の現状の改善に役立たない党なら、あっても、なくてもどちらでもかまいません。現状では、私は党の支持者ですので、その範囲の期待は寄せています。

>「違って見えて当然」ですが、事実は一つですし、議論するなら少なくとも共通の言葉が必要です。

 事実は一つといわれますが、何が事実で、どうみるかという見方はいろいろあると思います。共通の言葉といわれても、日本語以外には思いあたりませんが、レーニン語とか、マルクス語とか、不破語とかは、苦手なのでご勘弁願います。

>また、現実の歩みとして、この20年くらいに限定すると、党が「正常化」するにしたがって小さくなっています。
 これはどう解釈されるのでしょう?(私の解釈はのちに触れますが)このままさらに「正常化」すると歯車が逆回転するのでしょうか?

 ここで言われる正常化は、右傾化に対する皮肉な意味での正常化でしょうか?日本共産党は、徹底した民主主義を追求する党として、私は評価し、期待していました。正常化とは、まさに徹底した民主主義を追求することにあると思いますし、そのことによって党が小さくなるとは考えられませんが・・・

>>私は、革命とは、生産力が起こすもので、人為的な革命は、人類を不幸にすると考えています。フランス革命しかり、ソビエト革命しかりです。しかし、産業革命や、情報革命、これからおきるであろうエネルギー革命は、人類を幸せにします。それらの革命を徹底することによって、社会形態も必然的に変化してくると思います。
>この点も対立点でしょうね。生産力とは条件にすぎず、改良であれ改革であれ革命であれ、社会的な変革はあくまで人によって行われるというのが少なくとも私の考えです。

 勿論、生産力の向上も人間の労働抜きには考えられません。

>人が人を殺しあう状況は、それが「革命」と呼ばれるものであれ「反革命」と呼ばれるものであれ、「侵略戦争」と呼ばれるものであれ「民族解放戦争」と呼ばれるものであれ「レジスタンス」と呼ばれるものであれ残酷かつ不幸なものです。

 残酷かつ不幸なことは、未開の社会ほど起こりやすいものです。奴隷制時代の労働は、他部族を襲撃し、人や物を奪うことが正当化されていたのではないでしょうか?

>一般に、進歩と考えられている歴史的事件においては勝利者が美化されがちですが、実際にやってることはどちらの側も同じです。そのような残忍で不幸なことが起こらないように努めるのが民主政体における政治(政党)の役割だと考えます。

 異論はありません。

>>日本共産党は、時代に逆行して党内の情報を開示しない隠蔽体質なるが故に非民主的組織にならざるをえないのだと思います。非民主的組織なるが故に多数党になれないのだと思います。

>前半は同意しますが、後半は間違っていると思います。党が民主化すればちょっとはマシになるでしょうが、党が少数党に留まっている根源的理由はそんなところにはありません。
 日本共産党は国民政党を標榜していますが、大きな部分は労働者に依拠しています。労働組合の組織率が一貫して下降線を描き、いまだ下げ止まってさえいない事実一つをとってみても、共産党を含む左翼が大きく浮上する条件はありません。
 共産党指導部がことあるごとに日本よりましな政策をもっている例としてあげているヨーロッパの国々との違いはここにあります。社民勢力がそれなりの期間にわたって政権とれるくらいの力があるわけですからね。

 民主的な組織ならば、もっとましな綱領に変えることが出来ると思います。今の綱領では広範な国民をひきつけることは無理だと思います。労働組合の組織率ですが、組合の概念を実態に即して変えてゆくことが必要だと思います。過去の成功例は役には立たないと思います。総じて現実から遊離した時点に党員の多くが立っていると思います。私自身が年金生活者のせいもありますが、周りの党員も多くは年金生活者です。若い頃の貧乏体験は十分に有していますが、今現在は食うに困らない人が大部分です。その子供たちは、党を支持はしても近づこうともしません。そのことに党員は痛みを感じていません。
 この辺が創価学会とは大きく違っています。

>>私から見れば今の綱領はレーニン主義だと思います。弁証法的唯物論に基づいた真のマルクス主義にならなければ、復党はしません。
 21世紀の資本主義は、地球を修復する方向にむかわざるを得ないと思います。たとえば、水素を原料とした、発電システムなど、そういう高付加価値のある製品を生産しないと、市場で勝ち抜いてゆくことができません。そして、どこかで量から質の変化がおきて、新しい社会主義社会が育ってくると考えています。

>流行の「水素社会」ってやつですか? それを頭から否定するつもりはありませんが、先進諸国の資本家たちが夢想するものに同調されるような方は、「真のマルクス主義」者というより、「真のリベラル」だと思いますよ。

 マルクス主義だろうと、リベラルだろうとどちらでもいいです。
 歴史を逆転させない。正しく進める側に立ちたいと思います。

  対話有難うございました。