今、仮に、1人の貧乏人がなけなしの金をはたいて共産党
に1万円をカンパしたとしよう。しかし、その1万円は不破教祖
が自宅に雇う2名の料理人や、会議で何も発言しない常任幹部
会委員の扶養料、冷暖房完備の代々木の快適な党本部の電気代
にあっという間に消えてしまうだろう。
今、仮に、ある奇特な人が共産党に10万円をカンパしたとし
よう。しかし、その10万円は、日中間の外交問題の解決に何の
役にも立たない不破教祖の中国外遊費、あるいは選挙の供託金
として没取されるのが関の山だろう。
「一体どこまで堕ちることができるのか」、共産党にこそま
さに問い返したい不破教祖のこの言葉は、今年の流行語大賞候
補としてノミネートされてもよいだろう。
日本共産党の綱領路線は完全に破産している。この先まとも になるとはとても思えない。いや、今後さらに党組織は腐敗・ 劣化していくだろう。今の日本共産党は、組織の維持費にのみ お金を消耗しているだけで、党勢はもう前には進まない。
「さざ波通信」で共産党への批判や嘆き節をどんなに書き綴 っても、共産党がまともになる気配はない。逆に情勢は、在日 米軍再編、高齢者医療費改悪、共謀罪、国民投票法案etc・・ ・日に日に悪化していく。
筆坂問題への共産党の対応は、改めて共産党の本質が政党で
はなく、セクト主義・排外主義・分裂主義の一種のカルト的宗
教団体であることを再認識させた。「ある人が何であるかは、
その人が何と思っているかではなく、その人の行動によって判
断しなければならない。」(マルクス『経済学批判』序説)
共産党の活動は、政策を実現するためのものではない。単に
組織を維持するためのものに過ぎない。仮に憲法9条が改悪さ
れ、自衛隊が海外で米軍とともに殺戮を始めても、「共産党は
憲法9条改悪に反対した政党です」と自慢げに宣伝し、赤旗祭
りに踊り興じ続けるだろう。
共産党は政党ではないときっぱり諦めれば、われわれの取る べき政党の選択肢はより絞られ、共産党への演歌みたいな嘆き 節ではない、より建設的でまったく新しい論点や議論がこのサ イトで展開されることになろう。それを私は期待したい。
「さざ波通信」への投稿者も、何だかんだ言いながら共産党 から乳離れできない人間ばかり。共産党への嘆き節はもううん ざりだ!