「教育基本法」の改悪の骨格は結局、愛国心を教育の最
高原則にするということであり、自民与党も民主党も同じです
。
国を愛すること、それは普通の人には当たり前のように思え
ます。人々の素朴な郷土愛を逆手にとって愛国心を軍国主義に
転換させ強制する「教育基本法」の恐ろしさを私は訴えたい。
イラクに自衛隊を派兵し、靖国神社参拝、侵略戦争を肯定す
る新しい歴史教科書、卆入学式での日も丸君が代強制、改憲、
それらを企て推進してきた自民党が愛国心を言うとき、少年達
に「お国のために死ね」と教えた戦前の教育を再現しようとし
ているものでないと考えられるでしょうか。
改憲では世界のどこの国に向かっても平和と民主主義のため
に自衛軍を派兵する、そして自衛隊を軍隊にするのだという内
容なのですから、教育基本法の問題は日本国家のために、そし
て日本国家の象徴、天皇陛下のために死んでゆける軍国少年を
作るためのものであると断言できる。
これは「忠君愛国」という私の子供のときの重苦しい教育を
彷彿とさせるのである。
「子供達を兵隊に育て、戦場で野垂れ死にさせてもいいのか
!」
日本戦没学生の手記
ーきけわだつみのこえーより
なげけるか いかれるか
はたもだせるか
きけ はてしなきわだつみのこえ
かつて空に散り、海に沈み、荒野に屍をさらした若き日本兵 達の叫び声はもう私達の耳に届かなくなったのか ---銀河
中村勇 東京物理学校学生。昭和17年12月入隊、19年4月ニ ューギニア、ホーランジアにて戦死。21歳。
昭和18年4月16日
一.個人と全体ー一方向への徹底
一.無常としての死生
一.無我としての多数の殺人
略
○これらの欲望を出さしめた軍隊生活とは
一つの全体主義的専制! ↓
ここから
(国家)
個人主義的専制を知り ↓
(社会)
ともに真の人間存在の一方への偏重!!
絶対の非合理の単なる合理
非合理 ↓
化
文化もない、否苦しみもないプロレタリア階級の生活を思ふ。
ここにすべてに人間がゐるのだと!!
10月18日
□私は限りなく祖国を愛する
けれど
愛すべき祖国を私は持たない
深淵をのぞいた魂にとっては・・・・