来年の参議院議員選挙での「平和共同候補」運動を共産
党が事実上拒否した赤旗論評について、5.21づけで、党員投稿
欄のシンタロー氏が、投稿をされている。
このなかでは、党中央のセクト主義を告発しながら、最も肝
心な問題が避けられているように感じる。
それは、?個々の党員や支部が党の決定および政策や運動の
実行に責任を負っているという基本中の基本はどこにいってし
まったのか?(支部が主人公なのではないか?)
?「平和共同候補」運動で、従来共産党の国会議員候補をさ
れたり、共産党の影響力の強い運動を担ってきた知識人や法律
家、市民運動家などが多数呼びかけ人、賛同人に参加している
ことをどのようにみておられるのか、という点である。
特に、?の点では、今回の論評が、党の内部的にはどのよう
な意味を持つのか、これを主体的にご説明いただかない限りは
、極めて空疎がご意見に感じる。
また、?の政治的意味としては、自民ー公明連立を裏で支え
る現在の共産党の路線と運動方法(例えば、衆議院での不当な
強行採決後の医療改革関連法案の参議院審議でも、なぜか、自
公共で審議が進行している)に、共産党員や従来共産党に近い
とされていた人々が公然と背を向けはじめたなだれ現象を食い
止めきれない現状を示しているのではないか?
シンタロー氏がご投稿で抽象的・思弁的に述べられたことに
誠意があるならば、ぜひ、主体的・具体的な課題としてご論述
いただきたいところである。