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一般投稿欄

社会変革の力も共産党の力も源は労働者の力にあるのでは?(5/21ロム3さんへ)

2006/05/25 澄空

 前置きになりますが、私はロム3さんが「さざ波」に「居つく」前から投稿してますよ。しばらくごぶさたしていたのは、心情としては日本共産党を完全に見限ったことと個人的事情ゆえです。
 党の現状を憂う人の中に筆坂氏に期待する人がいるならば、それは幻想ですよ、彼は日本共産党を変えるためのいかなる要素も持ってませんよ、と私は言いたかっただけで、この問題でしつこく議論を続けるつもりはありません。(もちろん、彼はすでに党から自由なので今後変わっていく可能性は否定しませんが)

 左の澄空さんと、右の私では立っている位置が違いますから。違って見えて当然だと思います。私のような右派は大抵離党していますから、離党者から見れば現在残っている人は全部左派です。離党者ももう一度抱えなおさないと党は、大きくなりません。党を大きくしようとすれば必然的に右傾化(現実化)すると思います。

 「違って見えて当然」ですが、事実は一つですし、議論するなら少なくとも共通の言葉が必要です。
 「さざ波」をずっとみてみると、私と同じような意見をもっていらした方が、除籍されたり離党したりしています。
 また、現実の歩みとして、この20年くらいに限定すると、党が「正常化」するにしたがって小さくなっています。これはどう解釈されるのでしょう?(私の解釈はのちに触れますが)このままさらに「正常化」すると歯車が逆回転するのでしょうか?

 今まで「さざ波」で自称左派といわれる理論家は、あらわれなかったように思いますが。

 過去ログを読まれましたか? わざわざ「左派」を自称する人はもしかしていなかったかもしれませんが、読めば「左派」か「右派」かはわかるでしょう。それに、私は理論家ではありません。

 私は、革命とは、生産力が起こすもので、人為的な革命は、人類を不幸にすると考えています。フランス革命しかり、ソビエト革命しかりです。しかし、産業革命や、情報革命、これからおきるであろうエネルギー革命は、人類を幸せにします。それらの革命を徹底することによって、社会形態も必然的に変化してくると思います。

 この点も対立点でしょうね。生産力とは条件にすぎず、改良であれ改革であれ革命であれ、社会的な変革はあくまで人によって行われるというのが少なくとも私の考えです。
 人が人を殺しあう状況は、それが「革命」と呼ばれるものであれ「反革命」と呼ばれるものであれ、「侵略戦争」と呼ばれるものであれ「民族解放戦争」と呼ばれるものであれ「レジスタンス」と呼ばれるものであれ残酷かつ不幸なものです。
 一般に、進歩と考えられている歴史的事件においては勝利者が美化されがちですが、実際にやってることはどちらの側も同じです。そのような残忍で不幸なことが起こらないように努めるのが民主政体における政治(政党)の役割だと考えます。

 日本共産党は、時代に逆行して党内の情報を開示しない隠蔽体質なるが故に非民主的組織にならざるをえないのだと思います。非民主的組織なるが故に多数党になれないのだと思います。

 前半は同意しますが、後半は間違っていると思います。党が民主化すればちょっとはマシになるでしょうが、党が少数党に留まっている根源的理由はそんなところにはありません。
 日本共産党は国民政党を標榜していますが、大きな部分は労働者に依拠しています。労働組合の組織率が一貫して下降線を描き、いまだ下げ止まってさえいない事実一つをとってみても、共産党を含む左翼が大きく浮上する条件はありません。
 共産党指導部がことあるごとに日本よりましな政策をもっている例としてあげているヨーロッパの国々との違いはここにあります。社民勢力がそれなりの期間にわたって政権とれるくらいの力があるわけですからね。

 私から見れば今の綱領はレーニン主義だと思います。弁証法的唯物論に基づいた真のマルクス主義にならなければ、復党はしません。
 21世紀の資本主義は、地球を修復する方向にむかわざるを得ないと思います。たとえば、水素を原料とした、発電システムなど、そういう高付加価値のある製品を生産しなと、市場で勝ち抜いてゆくことができません。そして、どこかで量から質の変化がおきて、新しい社会主義社会が育ってくると考えています。

 流行の「水素社会」ってやつですか? それを頭から否定するつもりはありませんが、先進諸国の資本家たちが夢想するものに同調されるような方は、「真のマルクス主義」者というより、「真のリベラル」だと思いますよ。