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今年のメーデーについて

2006/05/27 ぶどうちゃん 40代 会社員

 今年のメーデーは、相変わらず組織労働者のためのお祭りになりそうです。メーデーの由来は、1886年5月1日にアメリカの労働者が、8時間労働制を求める運動に対して、アメリカ政府が労働者を弾圧した日からでした。8時間労働制を要求し立ち上がったアメリカ労働者のたたかいが、「労働者の団結の日」として世界に広がり、1890年5月1日に第1回国際メーデーが行われました。日本でも、1920年に第1回のメーデーが行われています。
 メーデーは、単なるお祭りでなく、全労働者が労働者いじめをするアメリカ帝国主義と日本独占資本を許さない決起のイベントであり、職場と地域での交流する日です。
 日本のメーデーが、世界並に祝日として定め、労働組合が全労働者を対象にメーデーの歴史と意義、重要性を教育することです。
 私が考えているメーデーは、①全労働者の賃金の底上げを実現しよう、②労働時間を短縮とサービス残業根絶、過労死をなくそう、③日本国憲法改悪反対の共闘の輪を広げよう、④メーデーの祝日化を勝ち取ろう、⑤岩国市長選挙と沖縄市長選挙の結果を受けての米軍基地機能の強化反対、⑥非正規雇用労働者と自由労働者の生活保障と社会保障の充実を、⑦メーデーのお祭り化と未組織労働者排除の運営、断固反対、⑧アメリカ帝国主義によるグローバリゼーションから世界の労働者の連帯によるグローバル化への転換、⑨日本の青年学生の雇用拡大と技術の伝承を勝ち取ることです。
 日本の労働者階級が、職場や地域、学園で「万国の労働者、団結せよ。」、「被抑圧民族、団結せよ」のスローガンを元にしたメーデーの意義を宣伝と交流、対話をしていくことが、アメリカ労働者への決起に応えることです。
 私は、7時半の全港湾建設支部西成分会主催の釜ヶ崎メーデーと9時半の大阪労連のメーデーに参加をしました。
 釜ヶ崎メーデーは、西成労働福祉センターで分会が夏冬の一時金不支給と建設現場でのアスベスト除去によるガンへの労災適用、民間工事での建設業退職金共済(建退共)の適用、生活困窮者への生活保護の適用を大阪市や大阪府、大阪建設業協会に要求をしています。参加者は、通天閣まで「仕事を確保しろ」、「仕事をよこせ」、「憲法改悪反対」をシュプレヒコールをあげながらデモ行進をしました。参加者は、中ノ島公園での大阪全労協のメーデーに参加をしました。
 大阪労連のメーデーは、扇町公園開かれました。国公労連や医労連、自治労連、大教組、福祉保育労などの公務や医療、福祉関係や建交労、JMIU、全労連・全国一般、自交総連、全印総連の全労連の単産が中心でした。その他は、化学一般や全港湾築港支部、全港湾阪神支部、国労大阪地本、国労南近畿地本、出版労連、航空連の中立・無所属も参加しました。
 参加者は、釜ヶ崎メーデーのときとは違って緊迫感が無く、デコレーションなどのお祭り感覚が目立ちました。デモ行進があるものの、もう一つ精彩を欠きました。