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社会科学研究所 なんて 必要なのか?

2006/05/08 ロム3

 筆坂さんの本を読んで驚いたことのひとつに、社会科学 研究所とかがあり、不破さんが所長をやっていることだ。社会 科学って、何を 研究しているの?マルクスやレーニンの古典でも研究している のかな。
 マルクスは、勃興してきた、19世紀の資本主義を研究した。 その研究は、未完成である。なぜなら、いまだに資本主義がつ づいており、それはどんどん進化していて、19世紀とはくらべ ものにならないほど強大化して、グローバル化している。現在 の資本主義の細部までも細かく研究しなければ、次の変化など 見つけることはできないだろう。
 研究するなら、資本主義の実態を研究するべきである。その ためには、名も無い末端の労働者の発言こそ有用である。
 トップとは一般党員は、対面もかなわぬのが実態で、そのト ップは、象牙の塔にこもって人をつかって、何を研究している のやら。
 髪振り乱して、国民に直接聞いてみたいと街頭に躍り出る小 泉氏に 信があつまるのは当然のことだと思う。
 共産党の演説会で熱烈な討論が出来るだろうか、「不破さん それ違うよ」と、大向こうから声をあげられただろうか?それ が出来れば強制されなくても聴衆はあつまる。
 私などは、反強制で引っ張り出された演説会で大向こうで、 うとうと居眠りしているのがせいぜいだった。わざと居眠りし たわけじゃない。インパクトのない演説がつづくからだ。
 しまいには。演説会にでてほしい。と、要請があると、「私 に演説させてくれるなら出てあげるよ。そのかわり共産党の悪 口をたっぷり言うよ」というのを断りの常套文句にしていた。

 社会主義者は、「現実の資本主義の実態を研究せよ。」と、 言いたい。