筆坂さんの本を読んで驚いたことのひとつに、社会科学
研究所とかがあり、不破さんが所長をやっていることだ。社会
科学って、何を
研究しているの?マルクスやレーニンの古典でも研究している
のかな。
マルクスは、勃興してきた、19世紀の資本主義を研究した。
その研究は、未完成である。なぜなら、いまだに資本主義がつ
づいており、それはどんどん進化していて、19世紀とはくらべ
ものにならないほど強大化して、グローバル化している。現在
の資本主義の細部までも細かく研究しなければ、次の変化など
見つけることはできないだろう。
研究するなら、資本主義の実態を研究するべきである。その
ためには、名も無い末端の労働者の発言こそ有用である。
トップとは一般党員は、対面もかなわぬのが実態で、そのト
ップは、象牙の塔にこもって人をつかって、何を研究している
のやら。
髪振り乱して、国民に直接聞いてみたいと街頭に躍り出る小
泉氏に
信があつまるのは当然のことだと思う。
共産党の演説会で熱烈な討論が出来るだろうか、「不破さん
それ違うよ」と、大向こうから声をあげられただろうか?それ
が出来れば強制されなくても聴衆はあつまる。
私などは、反強制で引っ張り出された演説会で大向こうで、
うとうと居眠りしているのがせいぜいだった。わざと居眠りし
たわけじゃない。インパクトのない演説がつづくからだ。
しまいには。演説会にでてほしい。と、要請があると、「私
に演説させてくれるなら出てあげるよ。そのかわり共産党の悪
口をたっぷり言うよ」というのを断りの常套文句にしていた。
社会主義者は、「現実の資本主義の実態を研究せよ。」と、 言いたい。