はじめてレスします。よろしくお願いします。
>彼も望むような民主的な運営がなされるとしよう。
全国の党員から発せられる意見は、組織運営に関するものもあれば、個々の政策的対応に関するものもあるだろうし、政治路線に関わるものもあることだろう。
>政治路線はただ批判にさらされるだけでは済まない。
路線の変更がいかにしてなされるのかという問題が生じてくる。その場合、旧来の路線を代表していた指導部が、世論におされて路線変更することもあるだろうが、指導部の交替をともなう方が自然であろう。
指導部の交代など実現可能でしょうか。多分解党してしまうと思いますが、問題は、お金です。2000人の従業員をどうやって養うのか、選挙資金をどうやって集めるか。何も生産していない組織だから人心だけが頼りです。新指導部がただちに人心を掌握できるとは思えませんが。
>指導部の交替は路線論争と多数派形成という過程が必然的にともなう。だが、それは従来から「分派活動」として処分の対象になっているのだ。
つまり、ひとたび民主的運営に踏み出すならば、指導者の独裁あるいは指導部の寡頭制とも言うべき一枚岩の強力な指導部は、党支配のための「武器」を失い、逆に従来「分派活動」とされてきた言論による多数派形成を指導部自ら行わねばならなくなる。 元最高幹部の筆坂氏がこの問題に踏み込めていない理由は、まさにここにある。
>筆坂氏があえて著書で主張しなくとも、党指導部はこれまで、さまざまな決定や通達などで、党の運営をより民主的にする努力を口にしてきた。そうした下部の党員、現場の党員への配慮は、口先では何とでも言える。
>必要なことは、それを保障する制度の確立である。指導部自らが積極的に多数派工作を行わなければ少数派に転落する、そういう制度で党が運営されなければどうにもならないのだ。
それは、どういう制度でしょうか。規約の改正でしょうか。
>ところで、私のような自称「左派」党員がこのように主張すると、次のように反論する「右派」党員がいるかもしれない。
>すなわち、「民主主義と左派の政治路線は相容れない。なぜなら、左派は少数派なのだから、党の路線として押しつけるためには旧来の指導部と同様に異論を封じるほかなくなる。したがって、左派が党内民主主義を主張しているのは一時的なポーズにすぎない」というふうに。
左派とか、右派の定義はどうなっているのでしょうか?
私などは、レーニン主義者が左派かなと思ってしまいます。
下部組織においては、指導部よりの人が左派、反指導部の人が右派というように感じます。左派、右派の定義をはっきりさせてくれませんか?
>だが、自称「左派」は、自らが少数派であることくらい十分すぎる程にわかっている。党が民主主義的に再生したとしても、現在の情勢では力関係が劇的に変わることはないだろう。結果として、「左派」は少数派にとどまるだろう。しかし現状は、「路線論争がない」とみなされている、つまり「左派」が少数派どころかゼロとみなされているのだ。それゆえに、党の民主的再生がなされるならば、「左派」の勢力が現在よりも相対的に大きくなることは間違いない。
左派の主張というものを披瀝してもらえませんか?私の感覚では、教条主義者が左派、現実主義者が右派と考えています。
>私がむしろ問題だと思ってきたのは、多数派である「右派」の動向である。指導部が彼らと同様の右寄り路線をとっていることで、多少の不都合には目をつぶっているのではないか、党内民主主義の問題も必要悪として軽く考えてきたのではないか、ということである。
私の知っているほとんどの党員が党内民主主義などと言うことは問題にしていません。党の主張を主張することが個人の使命だと思っています。
左派とか、右派とかの前に自分の主張を持っていない人が大部分だと思います。党の主張が彼らの主張そのものです。党の主張が変われば彼らの主張もコロリと変わります。ただし、現実主義に変わる場合であって、教条主義にはもどらないだろうと思います。
>そして私の懸念がまさに事実であったことを筆坂氏の著書が証明してくれた。「右派」である彼は、さまざまな問題を感じながらもその改善のために党内で奮闘することができず、離党して党を客観的にみることができるようになってはじめて、その問題提起に踏み切れたわけである。
彼は、党に痛めつけられて、初めて党の矛盾に気がついたのではないでしょうか?セクハラ問題がおきなければ依然として、党の幹部でしょう。
でも、なぜ、セクハラ問題がおきたのか、党員たちの説明によるとセクハラが問題ではなく、派手な態度が問題だと言っています。
専従の給与も遅配しているのに、チークダンスが踊れるような場所で秘書の歓迎会を開いたことが問題だったのでしょう。それが右派的態度であるとすれば、右派なるが故に離党しなければならなかったのだと思います。
資本主義を容認する態度が右派ならば、私も右派なるが故に離党せざるを得なかったのだと思います。
そして、そういう私に自分たちは、唯物論もマルクスも何も知らないから、先輩として、教えてほしいという党員もいます。
私は、下部組織から、党を変化させて行こうと考えています。
いづれ党は、右傾化、資本主義容認になるでしょう。それ以外の変化は考えられないと思います。
左派、資本主義否定論者が党幹部になること。多数派になることは考えられないと思います。