私は日本共産党の熱烈支持者ではないが、筆坂氏問題に ついて若干私のほうから指摘します。
■筆坂氏をはじめとして除名・転向者には公安が接触している
可能性が高いこと。兵本は公安に就職斡旋を依頼したといいま
す。
除名者がいずれも、宮本体制や組織の暴露という形でキャン
ペーンを展開する背後には公安がいると私は見ています。
■筆坂氏に飛びついているのは、反共雑誌です。喜んでいるの は、右翼や公安でしょう。改憲グループの読売とつうつうの有 田が顔を突っ込んでいるのもきにかかります。
■他方で、筆坂氏そのものが組織に切られたという同情はある
し、組織の矛盾も感じられます。が、市川元参議院議員は、処
分にうらみつらみをいうのではなく、黙っていました。筆坂氏
はあろうことか右翼雑誌に飛びつかれてべらべらしゃべりまく
っている。
その内容は、使い古しの宮本体制の反共キャンペーンそのも
のでした。これはだれが喜ぶかだいたいおわかりでしょう。
■筆坂氏は右翼側に飛びつかれてしまっており、筆坂氏の組織
批判が
左翼的に生かされるのではなく、権力や右翼が喜ぶものにな
っているのが残念だといわざるをえないでしょう。