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科学的社会主義の芸術論

2006/06/26 ぶどうちゃん 40代 会社員

 私は、以前マルクス・エンゲルスの芸術論の著作を読み ました。彼らは、「社会主義リアリズムは、かくあるべき。」 とか「労働者文化は以外は、すべて敵である。」と言った皮相 な決め付けをせずに、当時の文学の中から、真のリアリズムが 社会の実態や流れから現れているのとを指摘しています。レー ニンも、「青年同盟の任務」でもプロレタリア文化の唱えてい る論者に少しだけ指摘しています。
 うたごえ運動や演劇運動、写真運動などの活動家は、この著 作に依拠して現代の労働者層の変化に応えた創造をすることで す。これらの運動は、まだまだ発展途上であり、過渡期です。
 日本の左翼文化は、日本共産党や社民党、新社会党、新左翼 を含めて「古きよき時代の音楽こそ、普遍性を持っている。」 ことや「J-POPやモーニング娘、ジャニーズなんかのミー ちゃん・ハーちゃんの大衆音楽は、利益第一主義かつ退廃であ り、ブルジョア文化の一翼を担っている。」、「演歌も、所詮 は退廃音楽だよ。」と労働者や大衆に切り崩しをしていますが 、成功はしていません。
 長尾淳三前東大阪市長や中西五洲全日自労元委員長は、演説 や著作でジョンレノンの「イマジン」を取り上げます。このこ とは、代々木の中央委員会の情報しか信じない活動家が汲み取 ることです。
 今年の赤旗まつりの出しものは、相変わらずデュークエーセ スとかきたがわてつなど昔なつかしいユニットやうたごえ系ア ーティストが主流です。結局は、日本共産党流の癒し文化を広 げれば、無党派からソッポを向かれます。