最近、社会市民連合代表幹事の音重子さんの投稿に、共感すること多々です。共産党をいまだ除名されてはいない私ですが、即レッテル張りをして非難する拠り所とする方々が多いこの日本のありようの中では、私の存在は、それなりに役立っているのかもしれないとおもったりしています。
過去幾人もの共産党員が除名なり脱退、右翼や反共になったり真に自由人として活躍したりと、共産党出身者もさまざまなようです。
まあ、私は党員になって、かれこれ、そろそろ二桁の年数が経つのでしょうか、それにしては、考えも行動もほとんど、代わり映えせず、共産党のみの影響はうけていないとおもえます。赤旗の情報からは、国内の戦況、アフガン・イラクの戦況を知り、他紙や週刊誌と読み比べて、それぞれの長短がより鮮明にわかります。
部落問題や原水協問題なども、今一理解不能だったのですが、これまでの共産党の経緯を知識として取り入れるにつれて、疑念がとけてきました。
思うに、どの政党であれ、自らの組織生き残り作戦が第一優先である限り、野党の足の引っ張り合いをしている限り、この天変する時代に共に沈む以外道はないようです。過去の連携もなにもかたくなに排除する限り、個々ばらばらな集団のまま心中です。
「憲法9条の会」では、良くも悪くも主導的に精力的に頑張っていますが、どうも、根幹は付和雷同的。それでもしかたないのですが、あらゆる政党・組織を乗り越えてと口で言っている限り、度量の広さを見せてほしいものです。
「知りたい 聞きたい 共産党! Q&A」だったか。またしても、中核・革マル排除の「自らのみが正しい路線」をアピールしてました。よど号ハイジャック事件も浅間山荘事件も内ゲバも、そもそも、その動機・社会的背景は何だったのでしょうか。この点を検証しつくしたのでしょうか。今の犯罪や事件と同じですが、自らと切り離して現象面を断罪し、切り捨てるだけでは問題は解決しません。誤解はかえって深まることでしょう。見苦しい釈明に、結局、共産党等も過激派も根っ子は同じと、なるのです。
毎年6月15日、樺美智子さんの追悼に心ある市民をはじめ9条の会の先生方も集われますが。こういったことは記事にはしないようです。いわば権力に殺された樺さんの尊い死を、当時の人々は真実伝えているでしょうか。戦争を風化させているのは、過去から今に連なる異議申し立てを封印し、隠蔽していく流れをよしとする我々だと思います。その流れを誘導・後押しするマスコミです。
社会的正義に目覚め、それなりの異議申し立てに立ち上がった人々の中には小林多喜二も含まれると思います。わたしからいわせれば、彼は権力の暴力に徹底抗戦した立派な「テロリスト」です。かれの場合、武器はペンであり、それ故に相手の暴力をとどめることなく、身体は殺されました。いえ、丸ごと身体が武器となったといえるでしょうか。こころに爆弾を抱えたテロリストです。
従ってパレスチナ・ハマスもイラクレジスタンスも、ビンラディンも、イスラエル・アメリカ帝国に果敢に反撃している戦士です。
途方もない謀略と暴力に拮抗するべく力も組織も兵器もないものが抵抗するときに、己の何を武器にすれば良いのでしょうか。
いままた、圧倒的な民衆の支持のもとにパレスチナハマスが圧勝したにもかかわらず、米国イスラエルはじめ、世界はハマスいじめに異議申し立てをするどころか、加担しています。イラクではこれほどの米国のイカサマ戦争の実態があばかれつつも、米国の非道を黙認・追従していきます。7万5千人だかの米軍兵士を投入して、これから何千人、何万の住民虐殺を始めるのでしょうか。
共産党はこういった記事をあつかいながら、戦争の根源をどう見ているのでしょうか。憲法の視点がどこにあるのでしょうか。
米国・世界の謀略が延々と続くなか、各国のこれまた二重基準の強固なこと、ちっぽけな島国の中の左翼陣営でさえまとまらないという人間の習性をかんがえると、ほとほと、絶望的になります。
思いレンガを運ぶ仕事に明け暮れる遠い国の少年たち・こども。
寝る暇もなく重労働に明け暮れる世界のこどもたち、そして、福祉政策が壊されるこの日本のなかでは、日に百人が自殺。
この世に生きているのは、本当に、人間でしょうか。
追伸:happyblue さん 阿修羅の時代には大変お世話になりました。ここでお会いできて、恐縮です。今後ともよろしくお願いいたします。筆坂氏の件は、当時、言い尽くした観もあり、彼なりの緊急性はみとめますが、その言及を見る限り、私の中では、世界の混沌状況と何の関係もないようで、しらけています。先日の記者クラブの集会も、そんな心境でやめました。
また、ついでみたいで申し訳ないですが、川上慎一さんはお元気でしょうか。お体の具合のことに触れられていたときがあったように思いますが、気にしています。
過去、真摯に投稿されていた何人かの方々も是非、帰ってきていただきたく思います。さつきさんのように。