アリョーハさん、ご感想ありがとうございます。
成る程、帝国社民と戦闘的社民の違いですか。
まあ、私は、連合氏や銀河氏との論争において、始めから、歴史上の制限を設定し、・・・今世紀中或いは少なくとも今後半世紀中の歴史的展望を考えるならば、・・・という条件を提示して論争しています。 これは、かって私が席を置いた共産党の綱領路線に言う民主連合政府(といってもさまざまなレベル・段階のものがあるでしょうが)の歴史的レベルの問題と私自身は認識しています。
したがって、この段階では資本主義の生産様式の廃止は問題とはならないわけです。
また、共産党自身も今後半世紀中に民主連合政府の樹立を目指すということを表明しております。
そういう歴史的スパンで物事を考えていると了解して置いてください。
なお、・・北欧を理想としている・・や、・・資本主義の改革改良で理想社会が築ける・・というのが私の立場・主張であると、広く流布されていますが、流布している方々からはそう見えるということなのでしょうが、私自身は歴史的に限定した場合の主張・立場を表明しているつもりであって、従って、注意深く読んでいただけるとわかりますが、私自身は・・を理想とすべき・・という発言はただの一度もありません。
そうではなく、・・の経験・実践に学ぶべき・・ということを主張しています。 それをもって、・・・を理想とすべき・している・・とスカンジナビアン氏は主張しているというのは、意図的な曲解か、単なる誤解です。
・・を(例えば北欧を)理想とすべき・している・・そのように考えるのは労働者人民の認識自体の歴史的発展を前提としてない考え方に私には思えますが、、。私の勝手な私見では、仮に日本社会が北欧並みに改革改良されたとしても、その歴史的な時点では労働者人民の認識の発展により、社会の現状に対する、不満・批判はまた新たな段階を迎えることになると見ています。
実際に、北欧の社会はそれを示唆しています。彼らは決して自分たちの社会を理想的だなどとは思っていません。
遠山氏の北欧通信にも彼らの現状への不満・批判について述べられています。また、例えば医療制度については、WHOの評価では、日本が世界1位であり、彼らは上位ではあっても、日本より低評価なのです。
ですから、医療界に身をおく私の立場からして、いまさら北欧諸国の医療制度を理想とする必要はないのです。ただし、それでも学ぶべき点は多々ありますが、、。(例、乳幼児医療の無料化は北欧は概して18歳までです。日本は無料化制度は無し。各自治体によってはあるが)
もっとも、それでも、さまざまな不満・批判はあっても、他国よりははるかにマシだとは思っているようです。
例、EUやユーロに関する国民投票では、政府や主要野党まで含んだ賛成の呼びかけにも関わらず度々否決されている。他のEU諸国と一緒にされたくない、、他の諸国よりははるかにマシだという国民的認識が背景にあるから。
そういうわけで、私は、今世紀中、少なくともこの半世紀中は、社会の改革・改良を徹底すべきという立場です。
そして、それは共産党の民主連合政府の展望ともほぼ一致していると思っています。
(来年・それ以上のことを言うと鬼が笑うかもしれませんが)
ただ、あなたの立場からすると、そういう歴史上の前提や、今の共産党の立場そのものが問題外なのかもしれません。
まあ、私も反戦氏と同じく、かって所属した組織の母斑を強く受け継いでいるのでしょう。(そうじゃないぞっていう方もいるでしょうが)
そういう意味ではあなたの立場や主張にも大いに関心があるところです。
是非、ご自身の立場・主張を展開して頂きたいと思います。
もちろん、私は音氏の主張・立場にも大いに関心を持っています。
多くの立場からの議論が同時にすすむことは非常に有意義なことと思います。人文学徒さんがこのさざ波を愛する立場からの発言をしておりますが、社会市民連合代表を名乗る音氏が投稿に参加してきたのは、同じくさざ波を愛する私にとっても喜ばしいことです。
それではこれにて、失礼します。