「赤旗」の配達・集金、入党工作、「赤旗」の購買拡大、選挙の支持拡大、選挙の支持拡大、ビラ配り、ポスター貼り、生活相談、演説会へのお誘い、共産党後援会の仕事、憲法9条改悪反対の運動、米軍基地反対運動、あげればきりがないほどの多くのことを公称40万人の党員がおこなわなければならない。
この内容にはほとんど赤旗党員の拡大と選挙だけしか書かれていない。大衆運動はわずかに最後にとって付けたように、憲法改悪反対運動と米軍基地反対運動だけである。これが中央委員、幹部会員、政策委員長が考えていた党活動なのか。大衆闘争はどうなっているのか。
「もちろん、高度に発達した資本主義国である日本で、人民の大多数を革命の側に獲得するということは、けっして容易な仕事ではない。それは、第10回党大会にたいする中央委員会の報告が、全体としてあきらかにしているように、何百万、何千万の労働者、農民、市民、青年、学生婦人などの大衆闘争を発展させ、強大な大衆組織を建設し、全人民的な統一行動、統一戦線を発展させる活動、大量の宣伝機関をにぎる米日反動勢力の思想攻撃や社会民主主義などの各種の日和見主義的潮流の影響を克服するための、正確でち密な説得力のある思想・理論闘争と多種な文化分野での活動、国会と地方議会に積極的に議席をしめ、議会内の闘争と議会外の大衆闘争とむすびつけて、人民の利益をまもるためにたたかうこと、数百万、数千万の大衆とむすびつき、その先頭にたつ強大な大衆的前衛党を建設する闘争など、党と自覚的な革命勢力による長期にわたる多面的な不屈のたたかいをつうじて、はじめて実現することのできる課題である。濠。濠。」(極左日和見主義の中傷と挑発)
新日和見主義事件以来、共産党は大衆闘争を軽視し、議会主義改良主義に陥り、選挙と組織拡大以外の闘争が軽視されている。
理念を投げ捨てて、保守化した民衆に擦り寄っても、決して闘争の発展につながるものではない。
私は、新日和見主義事件こそが共産党の衰退の主な原因の一つだと思っています。これを再検討することなしに、共産党の新たな発展はないと思います。
今、虚構(油井喜夫著 社会評論社)を読んでいます。整理できたらこれについて投稿したいと思います。この本と汚名(油井喜夫著 毎日新聞社)は共産党員や支持者の是非読んでもらいたいと思います。