とんび様
ご意見には基本的に賛成です。
ただ前提について少しだけ解説させてください。社、共が統
一会派を組めば衆・参とも10議席を超えるので、党首討論へ
の参加が出来るようになるというは事実です。参議院では予算
とをもなわない法案の提案権が出きたり、院内交渉団体になる
とか、議運のオブ理事が理事になるとか立場が強くなることが
いくつかあります。
ただ、実際のメリットは党首討論くらいじゃないでしょうか
。法案は提案時に共同提案すればいいだけだし、いま2人のオ
ブ理事(厳密には衆社民党はオブでもなくて理事会傍聴者の扱
い)が1人の理事になることが必ずしもプラスかどうかは分か
りません。
質問時間は多分減ります。一般的に議員数で質問時間が決ま
るとよく言われますが、実際は厳密ではないからです。ケース
バイケースなんですが、与党は質問時間をあまり求めないし、
小会派にも最低限の時間は与えられます。例えば6時間コース
で本気でドントをされると共産党7分・社民党5分程度になっ
ちゃいますが、実際は30分、30分位はとれる場合がほとん
どです。1時間枠の代表質問でも自民15分、公明10分、民
主15分、共産10分、社民10分位というのが普通です。厳
密にやれば社民党は1分を切っちゃいますがそうはならないわ
けです。社共をあわせても公明党を超えないわけですから、統
一会派にしたらいまの社民・共産でを足したよりも少なくなる
可能性が極めて高いと思います。
現に国会の質問王って言われるのはほとんどが社民党の議員
です。164回国会は国民新党糸川正晃議員がダントツ。それ
は議員が少ないのに質問時間は最低限割り当てられるから、一
人あたりの質問時間・回数が多くなるからです。要は小さく分
立していた方がお得なんですよ。時間の案分で議席数が参考に
されることは事実だし、時間がないないと言っておかないとい
つ減らされるか分からないので、そう言っているだけ。もちろ
ん、質問回数が多くても短い時間で細切れになるので落ち着い
て質問が出来ないとか問題はあります。今は国民新党の進出で
時間が圧迫されるとかそういう問題の方がはるかに大きい。会
派を組むよりはそれぞれ分割した方が総時間数はとれる可能性
が高いと思います。
なお会派間の合同ではなくて、通常質問時間の割り振りから
控除されてしまう無所属議員と会わせて会派を組むのであれば
別です。