投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

風来坊さんへ~長野県知事選に学ぶこと。

2006/07/14 イザ-ク 30代 労働者

 貴方のおっっしゃる通り、滋賀県知事選挙では日本共産党のセクト主義の悪さが出た形となってしまいました。でも、8月6日に行われる長野県知事選挙はその様相とはちょっと違うようです。
 前回(2002年)の県知事選挙は“政策協定”は結ばないものの、それこそ“勝手連”の一員として積極的に田中康夫知事の再選に 大いに貢献した日本共産党長野県委員会。今回は、①田中知事が2003年の総選挙の際、憲法九条改正の民主党のネクスト・キャピネット(次の内閣)の閣僚に選ばれ知事本人も積極的に民主党を応援したこと②昨年の総選挙の際、新党日本の党首になったこと。の二点を理由にして党・長野県委員会は今回は支持しないことを表明しました。
 だからといって対立候補は立てず、引き続き長野県政の中で“建設的な野党”の立場として田中知事を見守るという是々非々主義にたっています。ごくごく純中立主義を貫いているのです。
 かといって何もしないわけでもなく、党の県議会議員や国政候補者が日本共産党の長野県政に対する役割を街頭で訴えたり、『民主長野』(長野県委員会の機関紙)を配布したり、遠まわしながら田中知事を(今の県政を)守っていこうという非常に柔軟でかつ頭のいい戦略をしています。今回の知事選挙とは直接関係ありませんが、前回の統一地方選挙(2003年)でも当所属の駒ヶ根市議が無所属の立場 で立候補し当選。当選後も日本共産党の会派には入らず、『あおぞら』という田中知事支持派の無所属県議が作る会派に所属し頑張っています。
 なぜ長野県だけでなく、その他の地方や党中央がこのような柔軟で巧妙な作戦がとれないのか!歯がゆい思いです。