レジスタンスとテロリストを混同してはならない。米軍
への武力攻撃は反対しない。しかし、今イラクにおけるテロで
何がおきつつあるのか?一般市民が爆弾で虐殺され、ユーゴス
ラビアと同じことが起きつつある中で、単純にテロリズム礼賛
をすることは許されないのだ。
全てのテロに反対という訳ではない。しかし、一つの国家の
文化・教育・医療が破壊され尽くされ、宗派間抗争がそのテロ
によって激化されようとしている中で、テロリズムに無批判で
いることは断じて許されない。アメリカはイラク戦争でレバノ
ン、ユーゴスラビア、アフガニスタン、ハイチ、コロンビア、
コンゴに続き、またも崩壊国家を作ってしまった。
私は決してある所の無差別テロに心情的に共感などするのは
全くもって不可能であるし、これ以上第三世界で分解・撹乱工
作が行われて欲しくはない。この世界のどこかに怒るふりをし
てにやにや笑いをしている奴がいるのは確かだ。無論、アメリ
カがイラクで市民に対してテロを行なっていることは明らかだ
。
日本の世論は北朝鮮だけでなく、アメリカの拉致による多く
の市民のグアンダナモ収容所監禁も問題にしなければならない
。「拉致はテロだ」と思うならば、である。