皆様、無防備都市条例について、どうお考えですか?
北朝鮮によるミサイル発射事件を受けて、日本の中の平和運動も動揺している。共産党は自衛隊活用を掲げる一方で憲法9条擁護を口にし、その結果「海外で戦争する国にしない」をスローガンにしている。海外で戦争しないことには大賛成だ。それなら、日本でなら(自衛が目的とされれば)戦争してよいのか?
実は、共産党は無防備条例提案に各地で賛成(一部では推進者でもあった)してきたが、6月以後、棄権等にまわっている。それを示した、千葉県市川市議会の例を下記に示す。無防備宣言=「軍事を含む一切の抵抗をしないことを宣言」ときめつけるあたりに、自公共路線を感るのは私だけだろうか。
ただし、多くの日本人にとっては、ミサイルをいきなり発射されれば心配になるのは当然であろう。イスラエルの軍事侵攻によるパレスチナ、レバノンの惨状が日本では報道されるが、イスラエル国内では圧倒的に侵攻賛成の世論とか。世論「民主主義」の恐さも感じる。またこの侵攻が、米国の後ろ盾で行われている。国連安保理では拒否権発動さえしたが、このことは十分報じられていない。北朝鮮への対応との典型的なダブルスタンダードへの批判が日本では極めて乏しい。
「自衛」が看板となれば本の中なら戦争も良い、それが9条護憲の考えだろうか?
以下に勝手に引用するので、皆様からのご意見をいただきたい。
「平和・無防備条例に対する日本共産党市議団の見解/ 「平和、無防備条例制定をめざす市川の会」から6月市議会に無防備条例案の直接請求が提出され、審議の結果、日本共産党市議団は棄権の態度をとりました。
無防備条例制定をめざす運動が平和を求める運動であることは十分理解しています。しかし、わが党の平和に対する考え方と根本的に違う内容を含んでいたからです。
無防備条例の根拠とするジュネーブ条約とその追加議定書は、戦争が起こった際に、戦争の犠牲、とりわけ民間人の犠牲を少なくしようとという趣旨です。追加議定書59条は、戦争勃発時軍事を含む一切の抵抗はしないことを宣言するもので、戦争自体をなくす運動とは質を異にする取り決めです。
わが党は有事法制の具体化に反対し、「2度と戦争はしない」と定めた憲法9条守ることにこそ最優先の課題だと考えました。
市川市議団として他の自治体での対応も参考にしつつ、賛成はできないが、反対もしない。という独自の判断をしました。 」