筆坂本に対する反論の中で浜野氏は次のように述べている。
>もともと日本共産党には、「ナンバー1、2、3…」などという序列はない。党の規約にもとづく任務の分担、機能の分担はあっても、身分的な序列や上下関係はないのである。
しかし、20回党大会で浜野氏は中央委員選出基準について以下のように述べている。
>余人をもって代えがたい同志は別として、六十五歳以上の同志は原則として勇退することを確認
これは党内に「余人をもって代えがたい同志」を特別扱いする、すなわちすべての党員は平等ではないということを宣言したものである。当時、それにあてはまるのは宮本氏だった。今はたぶん不破哲三だろう。結局、上下関係はあるのである。
余人をもって代えがたい同志が全党を指導し、集中の下に組織される。これが実態である。筆坂氏の主張は横に置いても、この機会に党中央が露呈した民主なき集中体質は直視しなければならないと思う。日本共産党員のみなさん、それでも党員を続けますか?