やすしさん、
いつも真摯で本質をつく投稿に、こちらこそ魅了されていま
す。帰ってきたばかりで恐縮ですが、7月の半ば過ぎからまた
しばらくの間(それほど長い間ではありません)、ネットにア
クセスできない環境に身を置きます。早ければ2ヶ月後には復
帰しますので、その時にはまたよろしくお願いします。
樹々の緑さん、
私の6/18の投稿へのコメントを読ませていただきました。
もはや、私たちの間に見解の相違は殆どないと感じます。党
改革への、元党員としての心構えにしても、私もかねてより樹
々の緑さんのお考えと同じように思っていましたし、そういう
趣旨の事を書いたこともあります。私があえて「寛容」をお願
いしたのは、私もまた樹々の緑さん同様、時間的・心理的余裕
がないことに原因があります。 余計なことを書いてしまいま
した。
川上 慎一さん、
さっそくお応えいただき感謝にたえません。フォーム登録者
リストを確認しましたら、スカンジナビアさんの「元共産党員
」の少し下に、川上さんの「日本共産党員・さざ波通信通信員
」とありました。燦然と輝いて見えます。
人文学徒さん、
いろいろとお世話になります。よろしくお願いします。
最後に、千坂史郎さん、
千坂さんの「お願い」にあることは、何年も前からずっと考
えてきました。2004年6/12、6/18の二つの投稿は、私なりに友
好的に、せいいっぱいの気持ちを綴ったものです。一考だにさ
れなかったので、今の心境があります。
日本共産党の目指す「多数者革命」は、多数を結集しなけれ ば叶わないことです。党員用討論欄の6/23川上慎一さんもまた 極めて友好的に、「少々のことは不問に」と題する投稿で、「 止めどなく進行する反動化は、私たちの団結を今より何倍も大 きくすることなしにくい止めることはできません」と書かれま した。私は、この願いは理解されるかと注視していましたが、 今は落胆しています。団結を破壊する物言いばかりが目立つ方 に対して、仲間内だからといってどこまで寛容であるべきか、 私なんかより同じ党員の方々はもっと深刻に受けとめられてい る筈です。
その深刻さの源泉は、自分以外は誰もこの情勢を正しく理解 し得てはいないと信じて疑わず、聞く耳を持たなくなっている 方に「友好的批判」が成立しない蓋然性にあるでしょう。事実 を大切にと書くと、不可知論を振りかざされてしまいます。「 いさみ足の向こう側にある原動力」は、はたして私たちの運動 にとってどう機能するでしょうか。元党員である私が書かずに はいられないのは、この場は、「本当の日本共産党」を知りた がっているいろいろな立場の方が閲覧されているからです。そ の意味で、寛容の精神で放置して良いことと良くないことのけ じめは必要ではないかと思っています。
本当は、友好的に議論したいのです。
例えば、「世界はもう戦争に突入している」という情勢認識
をどう「批評」するか、この間ずっと気になっていました。戦
争は、何十年ものあいだ世界のどこかでは間断なく続いていて
、「20世紀は戦争の世紀」とも評されたのに・・・。ひと月ほ
ど前の朝日新聞で、東京外語大の大川正彦さんの「政治に奪わ
れた言葉」と題する記事に接し、私なりに少しひっかかりが解
けました。
私の問題意識にかかわって大川さんは、「テロ」がはびこる 世界で、自衛隊派兵を強行し共謀罪創設やらを急ぐ、その理由 づけとして時の政権からは「身近な脅威」が語られ、不安をか き立てられる。「反対すれば、あたかも国際平和や国際協力な ど大事でないと思っているかのように、組織犯罪を肯定してい るかのように、し向けられる。異論封殺の危ういトリックが、 ここにはある。」との状況認識を示した上で、次のように書か れています。
「小泉首相を筆頭とする、テレビを意識した政治の言葉の再 生産のありようは、国内のワイドショーに限らない。米国の大 統領が先日漏らしてしまったように、いまや世界は第三次大戦 のさなか、だとか。戦時動員体制となれば、敵か味方かを一方 的に迫るスローガンが必要になるのも、統治者の論理からすれ ば当然か」
つまり、「戦争だ、戦争だ」と言い立てて煽るのは、実は統 治者が国民を黙らせ、自らに都合の良い方向にもっていくため に統治者の側こそがなすことであると。私は納得し、不安をか き立てる策動に乗らず、常に正気を保つことが大切と思いまし た。
長くなる前に止めておきます。では、しばらくの間失礼いた します。皆さま、お元気で。