ネパールのマオイストは暗殺を実行してきた独裁的なテロ集団であり、支持はできない。
しかし、日本共産党がネパールのマオイストになれるのかといえば、そこまでの大衆的浸透はない。軍隊的強制力なんか持っても、強制力を発揮できるのは共産党に関心を示すごく一部の左派的市民だけだろう。
大衆的基盤も全くないのに軍隊的強制力を出せば、共産党に興味を持って寄って来た人が逃げるだけだ。
社民党、新社会党、新左翼と束になって合同しても、まだ議会第三党にもほど遠いだろう。しかも、新左翼は未だに多くの党派に分かれて数年前にはまだ党派抗争で死者を出す暗殺テロまで出ているのだ。とてもじゃないけど、左翼全体が今団結しても国民に何か強制できる勢力じゃない。
国民の大半は何故生活が苦しいのか分からないから、小泉やホリエモンや石原や細木にすがるのだ。国民を動かすには、強制より今の日本で何が問題かを理解させることの方が大切だ。そうしないと、選挙に勝てない。否、選挙結果より国民意識が変わることの方が大事だ。
国民が正しい問題意識を持てば、選挙結果がどうであれ日本は変わっていく。