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re7/3どこまで戻るかー私論

2006/08/31 灯台守 60代以上 自営業

 7/3「どこまで戻るか」きまぐれびとさんを読んでいて、多分、「さざ波」に集う方々に共通する問題ではないかと思いました。私も2年程前まで30年を越える党籍が有りました。最後の10年程の思いは、貴方と共通する思いだったと思います。
 マルクスレーニン主義(科学的社会主義)を否定して(科学ではないと)気付くことは、貴方の言われるように”オールタナチブな考えが見つからない”と言うことでした。
 しかし、私は、1929年代に戻ろうとは思いませんでした。つまり、帝国主義とか資本主義とか哲学的論理を頭の中から追い出し、歴史をレッテルではなく、事実に即して見直しました。其れが、科学と哲学の分離でした。
 自然科学こそ未来に向かう灯台だと確信しました。現代社会では、民主制は概ね、社会的認知を受けています。未来社会を作るのは、個々の私たちの肩にかかっている筈です。
 きまぐれびとさんは、誰かに、マルクスでもいいのですが、こうすべきだと”指図”を受けることをお望みですか。
 私は、未来の人間は科学的知性と民主制を前提に、どうあるべきかと考えました。人間は生きて行く為の技術を身に付け、尊厳を身に付け、他を思いやり、自立した人間に成るべきだと思いました。
 しかし多分、その様な人間に成りたくても、なり難い状況はあるなあと思いました。財産の平等を叫んでも、現代では、財産を最高の価値と考える人ばかりでは有りません。価値観の多様化が起こっています。この個々の価値観の多様化は無視できません。確かに全員が金持ちと言う社会はない筈です。お金が無くても田舎暮らしをしてみたいと言う人はいる筈です。
 未来社会では他人の価値観を認める社会でしょう。他人に、ああせい、こうせい、言われる事を、無上の喜びとする人もいるかもしれません。私は他人に命じられるより、自分の意志ももって行動したいのです。最も、女性から物を頼まれると、つい嬉しくなってしまう事はあります。これは別口です。全て話すことは出来ませんが、未来社会を作っていくのには、よくよく理性的、論理的に考えてみるべきです。
 現代は、幸いな事に、多くのメヂアが有ります。財産の問題、助け合いの問題、戦争の問題。一人では社会を変えることは出来ません。他人に自分の哲学観、宗教観、倫理観などを押し付けることはしてはならない事と思います。しかし共通する事を共同する事は可能な筈です。時間がかかったとしても。
 現代の困難を解決し様として、過去に解決策は有りません。自分の頭で考えて、自分の未来をイメージする事です。「さざ波通信」に集う方達は科学的思考をする人達と考えています。また、活動的な方々でもあると思います。他人から言われて動く人とは思っていません。共通の事を、共同して行動に移す事に長けた方々と思います。将来に期待します。
 私は62歳、残りを有効に使いたいと考えます。灯台守