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「英霊に哀悼」ではなく「戦争犠牲者に詫びるべき

2006/08/15 丘の山羊 60代以上 無職

 小泉首相が、今日8月15日に靖国参拝をした。その理由に繰り返し「英霊に哀悼」などと言っているが、冗談ではない、私の兄は17才の若さで戦死したが、「正義の戦争」と騙されて海軍に志願し、戦死した。「英霊」と呼ばれることに身が震えるほど怒りと恐怖を感じる。本当に戦争に反省するなら、「哀悼」でなく「騙したことへの謝罪をすべき」である。
 「A級戦犯」の件で「特定の人のためではない」と言っているが、その通りだ、私自身は、仮にA級戦犯が分祀されても、騙されて命を奪われた人たちを「英霊」などと偶像に仕立て上げ、またまた戦争に協力する国民感情を作り上げようとする魂胆こそが問題である。
 「いつ行っても批判されるから、今日にした」は、実に卑劣な言い分だ。行く時期が問題ではなく、参拝そのものが間違いである。
 戦死した兄も、戦時中に言われたように「後に続いて靖国に来い」などとは決して言わないと思う。