社会主義青年フォーラムについては、私も反戦連合氏に言われるまでは知りませんでした。氏が盛んに私にそちらに行くべきだと薦めるものですから、(苦笑)ちょっとだけ覗いて見たことがありますが、正直低次元な話が多くてすぐに興味を失ってしまいました。そんなわけで、よくは知りません。ただ、チリのピノチェト軍事政権を支持したのは誤りだったとか言ってましたから、彼らの言う反ファシズムとは随分いい加減なものなわけです。但し、反共産主義というのは、旧ソ連圏や、現代の中国、北朝鮮あたりの体制を指していうのであれば、それは一定の説得力がありますが、、。しかし、理念だけではなく、実際の政治行動を見れば、そんな政治的理念を貫く、などというものではなく、ただの反共主義、資本に買収された旧民社党系の流れでしょうね。しかし、私たちまで、右翼社民と呼びたがる”原則的”マルクス主義者という理解しがたい人たちがいて、実際に、彼らの主張を裏付けるような言動を繰り返しているのも事実です。
そういう主張はよく見ると、私と連合氏の論争でも見られたように、”改良的なあり方などはありえないのだ!なぜなら、資本家階級が決して認知しないからだ!そんな体制では社会が持たないし、国際競争力も無くなるのだ!”と言うようなまさに、資本側に立った、非常に反動的な主張だったりするわけです。暴力革命論なども、そうした反動的な思考を良くあらわしたものだと思っています。
ところで、<十月革命とソ連邦の誤謬>という本は私も興味があります。何処の出版社でしょうね。
私は十月革命は、あるグループのクーデターによる権力奪取だったと思っていますが、、。(そのグループとはレーニン率いるボルシェビキですが)しかし、権力を奪取した後に、その権力が真に、農民労働者人民の権力として、成長し、さらに革命の権力にまで成長転化できるかどうかはまた、別問題でしょう。ロシア革命の場合はレーニン率いるボルシェビキの政治的幼稚さ未熟さのために、そのような革命権力に成長転化できないままに、自分たちの権力の保守・固執へと反動化していったのかなと愚考しています。(その淵源をたどれば、マルクスの革命論の理論的な限界に行く着くのだろうと思っています。)でも、それは歴史に、もし、たら、れば、を持ち込むことになりそうですし、私のような浅学の徒が何かを主張するなどというのはとてもおこがましく、あまり、生産的じゃないかな、ということでそんなにつっこんで考えてはいませんが。その辺はよい解説書、研究書に譲って、それを読んで見たいものですね。