右翼的なあなたの考えでは資本主義は永遠であり、これ までの歴史によって史的唯物論によれば実現されていなければ ならない社会主義は崩壊したではないかという考えです。した がって史的唯物論は誤りであり日本共産党では中央委員会が「 史的唯物論」以外の考え方を発表できないことを持って独裁支 配をしようとしている。民主集中制という党内独裁があなたの 論ではいきなり飛躍して国家権力を握れば独裁政権となるとい いたいのでしょう。その例証としてレーニンを引き合いに出す のです。
レーニンが「異論を持つ対立者を大量に粛清(=殺人)して いたことが」明らかにされているそうですが私はその資料を知 らないのであなたは提示していただけないでしょうか。レーニ ンが反革命に対して呵責のない戦いを主張したので内戦では多 くの死者を出したことはよく知っています。だが異論を持つ対 立者に対して粛清したという事実は初耳です。
ところで革命党というのはひとつの軍隊です。隊長が突撃命 令を下したのに隊員の一部が退却してはその軍隊は壊滅します 。。戦うためには集中制が必要です。その意味では革命党が集 中制を採用するのは義務でもあります。しかし意見は自由に交 換されねばならず、それがなければその軍隊から活気が失わさ れます。また真の敵と、戦う方法を誤ります。全体の民主的な 討議の上で戦いの方針を採用するとき敗北は少なくなるでしょ う。その意味では民主が必要です。
民主と集中は矛盾する内容です。民主が過ぎればばらばらに なり、集中が過度になれば上位下達になります。情勢によって 民主と集中のどちらが支配的になるかを決めると思います。
民主集中制が革命を放棄した党によって強制されるならば、 官僚主義、スターリン主義の党にしかならざるを得なくなると 思います。それは腐敗した軍隊です。資本主義の不敗を主張し 、唯物史観を否定するというやり方で革命を否定する立場から の民主集中制批判は日本共産党の革命党への再生ではなく、右 からの崩壊を主張しているとあなたの投稿を読んで私は受け取 ったが間違いでしょうか。