ここではきくちゆみ氏がいわゆる「陰謀論」者の代表のような扱いでいろいろ叩かれているようですが、一口に「陰謀論」と言っても千差万別、ピンからキリまでいろいろあります。通説か風説か伝説か定かではありませんが米国政府公認の「アルカイダ陰謀論」というのもその一つです。
(参考)
佐藤道夫 >参議院外交防衛委員会 2001年10月24日
「9・11に関するこれらの質問に対して、私たちはなぜ答えを得ることができないのか? 」
「テロ戦争のずさんさの裏にあるもの」 田中 宇 2004年9月14日
「やはり仕組まれていた911」 田中 宇 2006年5月16日
さて、9.11に旅客機が突入したWTCの南北タワーを含めて3つの超高層ビルが崩壊しましたが、飛行機が衝突していないにもかかわらず3番めに崩壊した第7ビルは、高層ビル建築史上で火災だけで全崩壊した唯一つのケースとなりました。
しかし、これら3つのビルの崩壊原因や付随した様々な現象について政府機関の公式報告ではろくに解明されておらず、特に第7ビルの崩壊に関しては事実上解明が放棄されています。(政府機関の専門家の調査自体が妨害され、通常なら違法となるはずにもかかわらず、貴重な証拠・資料となるべき瓦礫の撤去作業が速やかに行われました。)
そこで、外部の有志の専門家らが政府機関とは独立に、この第7ビルの問題を中心に9.11の出来事の全容解明に取り組んでおり、たとえば次のようなサイトがあります。
http://911research.wtc7.net/
http://www.scholarsfor911truth.org/
2つめの「9・11の真実を求める学者たち」の声明の和訳が次のサイトにあります。
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200603200159501
特に、これらのサイトからもリンクされていますが、ある物理学者がWTCの崩壊について報告された様々な資料や政府機関の各報告書を検討し、崩壊の原因は飛行機の衝突や火災だけではなく、事前に設置された爆薬によって解体されたとするのがもっともらしいとして、公正な調査を要求する論文を発表しました。
"Why Indeed Did the WTC Buildings Collapse?"
(和訳もリンクされています。)
また相補的な考察が次のサイトにあります。
http://www.explosive911analysis.com/index.html
これが事実と確定した場合に、果たして「アルカイダ陰謀論」とは整合性がとれるでしょうか。あるいはこれが間違いだと反駁することが出来るでしょうか。(もちろん陰謀論を叩くという触れ込みでケチを付けるサイトもいくつかあり、上の「日刊ベリタ」の記事にも、この投稿欄で紹介されていたそのような日本のサイトがリンクされていますが、いずれも科学的に検討に値するものではありません。)