本日、8月13日「赤旗」日刊紙の2ページの「靖国参拝首相の言い分総崩れ」の記事に関連して言いたいこと。
私の兄は、1942年17才の若さで、海軍に志願しその年のうちに戦地に向かう途中の幹線が、米潜水艦の攻撃を受け戦死しました
その立場から、これまで気になっていることがあります。一つは、記事の中の「もともと靖国神社は、天皇のために命を投げ出した兵士たちの武勲をほめたたえる施設であり・・」の部分ですが。実態は「彼らは、当時の軍国主義教育によって、そう思いこまされてきたのであり、それを崇拝の対象として、国民を戦争協力させることに利用されたものだと言う事実が重要だと思います」 二つ目は、首相の「中国がいけないと言っている・・・」にたいし「中国、韓国だけでなく、東南アジア諸国連合・・・米国でも・・・」ですが、その通りだと思いますが、もっとも大切なことは、外国が言う言わない以上に、「日本の国民が自らの意思で、「天皇や靖国(神)の名で、自国を含む、アジアや世界の人々に許されるべきでない被害を与えたことに心からの反省ができるかどうかだと思います」
ですから、私は自分の兄が靖国に合祀されている立場からも、首相を含むすべての政治家が参拝することは、再び「国家のため死ねる国民をつくる」ことを狙うことだと思います。「心の問題」と言う言い方は、まさにそのことを表していると思います。