最初に、貴方を誤解していたことをお詫びします。貴方
の書かれた、(1)学習から討論へ(2)社会主義の未来(3
)社会主義の復活(4)ハンディキャップをばねに(5)ブロ
ードバンド戦争の行くへ(6)左翼とイデオロギーを読ませて
頂きました。大変な勉強家である事が理解できました。
左翼とイデオロギーについては良く解りました。私も右翼左
翼は、余り論点とは関係が遠いので問題にしたくありません。
”19.20世紀の世界は、階級闘争が歴史の主役を演じたの
は明らかである”賛成です。マルクス理論については否定しま
すが、マルクス個人に付いては、大変な努力家出あった事、虐
げられた者の為に一生を捧げた事を、深く肝に銘じています。
私も唯物弁証法と科学について、理解するために苦しみました
。
”何主義を自習するかによって決まるものではない”私も別
の意味でその様にお思います。其れは、哲学的概念で―帝国主
義―とレッテルを貼られると、事実が見えなくなると言う意味
で、私は否定的です。”国家についても同じである”同意しま
す。
”マルクスもトロッキーも、博物館に入れていいほど、人類
世界の知性は豊かになっていない”私は博物館に入れるべき時
代に来ていると言う意味で言ったのです。
さて、私と貴方の違いは、このことに関係が有りそうです。
(2)社会主義の未来の最後のほうで”社会主義体制というも
のは、世界システムとしてしか、議論できない”と言っておら
れます。同意します。マルクスもその様に捉えているようです
。
日本共産党では社会主義も共産主義も基本的には同じ意味で
捉えているようです。私は未来社会を社会主義、共産主義的に
は捉えていません。言い換えれば、経済学的には捉えていませ
ん。貴方はマルクスから離れ、唯物史観から離れてと言われて
いるのですが、”まさに、今日の世界がこのような世界に突入
しつつある”と言われています。国境が解体に向かい、世界シ
ステムとしての社会主義社会に向かいつつあると言っているよ
うに取れます。私の間違いだったらご指摘ください。
私は、未来社会を経済学的には理解していません。未来社会
は合意された倫理観を基礎に、自立した個人の、自発的意思に
よって支えられた社会をイメージしています。多分、その際は
、価値観は多様であろうと思います。財の多寡は多少有っても
いいのです。財の多い人が社会を動かす社会ではいけないと言
うことです。財を独占して他を貧困化させてもいいという意味
では有りません。財の多寡は社会的意味を成さない社会を目指
せばいいのです。
そこまで至る道筋は自然科学が灯台の役割をしてくれるはず
です。無論民主的方法においてです。道のりは長いのですが、
個人の哲学(哲学、宗教、倫理観)の違いが有ってもいいので
す。自然科学的論理は人々の合意を得られる筈です。生産シス
テムなど未来社会では問題にならないでしょう。今でも、NP
O.NGO.ボランテイアー等々色々考えられます。
まとまらない言葉で申し訳ありません。別の日に書けばよか
ったのですが、是非今日中に書いて置きたかったので。灯台守