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一般投稿欄

『闇権力の執行人』(鈴木宗男著 講談社)を読んで

2006/09/23 windandroze 30代 自営業

 最近、鈴木宗男議員が書いた『闇権力の執行人』を読んでいる所です。まだ、読んでいる途中ですが感じたことを書かせていただきます。

 私は最初は鈴木宗男議員はダーティーなイメージがありました。そして、いまも鈴木宗男議員を信じてはいません。

 一方、所謂「ムネオハウス」の件を厳しく追求した佐々木憲昭議員をはじめとした共産党は、正義の味方のように映りました。

 それからまもなくして鈴木宗男議員は逮捕されてしまいました。

 しかし、この本にも書いてあったのですが、この逮捕劇の背景には外務省の権力争いや闇勢力の暗躍があったようです。ムネオさんを陥れるために外務省は共産党と手を組んだという構図が浮かび上がってきます。(共産党を利用したといってもよいでしょうか)

 共産党内部で佐々木憲昭議員と志位和夫委員長との功名争いを利用して、外務省は改竄文書を作り志位委員長に届けたそうです。 (改竄文書の詳しい内容はこの本に書かれています)

 この改竄文書を元に志位委員長は国会質問をしたために、共産党は大恥をかいたとか。

 鈴木宗男議員も述べていることですが、外務省から改竄文書をつかまされ、事実と異なる情報を国民に提供したことに対する説明責任が共産党にあると思うのです。しかし、いまだ共産党サイドからこのような説明がされていません。

 共産党は民主党の永田メールのとき、下手したら自民党以上に厳しい追求を民主党にしましたが、これでは民主党のことを笑えません。

 私は共産党を利用した外務省の人間は責任を取るべきだと思います。
 また、共産党は自分たちを利用した、あるいはニセ情報をつかませた人間を徹底的に追及すべきだと思うのです。

 最後に鈴木議員の言葉を引用させていただきます。

 外務省、共産党の双方に共通することは、自己保身のためならばどのようなことでも平然と行うことだ。このふたつの組織に日本の民主主義の危機的状況が体現されている。

 共産党は自己保身や自党の利益よりも国民のために頑張って欲しいと希います。