投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

9/11 灯台守さんへ

2006/09/15 ロム3

 度々あなたの投稿にいちゃもんをつけてごめんなさい。
 というのも灯台守さんとは、考えがとても近いのですが、ちょっと違うところがあるからです。

>以前、不破さんの著書に“科学の目”と言う著書があり ます。不破委員長の時代に“マルクスレーニン主義の党”を“科学的社会主義の党”と改めました。いずれにしても、不破さんの頭の中には、マルクスレーニン主義イコール科学的社会主義であると思います。不破さんの“科学の目”からすると、世界を、科学的視点をもって見ようとする気持が伝わってきます。但し、人間社会を見る目は、科学的社会主義、つまり、マルクスレーニン主義です。

 マルクスと、レーニンは、分離すべき思想だと思います。
 日本共産党は、ソビエット革命の成功を見て、苦し紛れにこれをくっつけて受け入れてしまいました。ソビエットが調子のいいときはそれでよかったのですが、ソビエットの矛盾が噴出してくると、不破さんは、レーニンは正しいが、スターリンが間違っていたとか、その時々で調子のいいことを言っています。マルクス主義は唯物史観という哲学で、レーニン主義は、プロレタリア革命の実践論だと私は思います。そういう意味で一対をなすものですが、選挙によらず、暴力で勝ち取ったレーニン政権に誤りがあったことを認めるべきだと思います。レーニンを礼賛している限り、日本において、選挙での勝ち目はありません。

>これは、不破さんの矛盾です。不破さんは東大の物理学科の出身です。科学、つまり、自然科学の発展は目覚しいものが有ります。不破さんの考える科学的社会主義“ 社会科学と理解している“は、マルクスレーニン主義ですから、哲学です。

 マルクスレーニン主義は、哲学ではありません。革命論です。
 科学にはあたらないかもしれませんが、政治論ではあります。
 哲学というなら、弁証法的唯物論と言ってほしいです。

発展のしょうがないのです。哲学を発展すれば、マルクスレーニン主義とは、異なる哲学になってしまいます。

 発展のしようのないことは、同意できます。現実無視の政治論を科学的と詐称しているのですから。

>ここで、私の、ゲスの勘繰りです。不破さんは、科学を基礎に据えたい筈です。しかし、共産党と言う看板は、マルクスとは切っても切れない看板です。マルクス哲学イコール社会科学という矛盾を抱えています。私は、不破さんは、多分、ある意味では気付いていると思います。
 これが、ゲスの勘繰りです。

 不破さんは、不正経理と知りつつも、それをつづけていないと倒産してしまう会社の社長のようなものだと思います。だが、だれが不正経理をはじめたのかというと、不破さん以前の人ではないでしょうか、どこまでさかのぼるのかと言ってた人がいましたが。

 少なくとも私が入党した40年前には、レーニンの革命は、マルクス理論では、解明されないと言われていました。しかし、現実に闘争をすすめる上で、レーニンの革命を賞賛しないわけには行きませんでした。
 不破さんのようなお坊ちゃんの現実無視の党首を擁立しつづけてきたのは、党内民主主義の欠如が原因かもしれませんが、北朝鮮同様現在まで存在しつづけてこれたのは、民主主義が無かったおかげかも知れないとも思います。

 もともとの理論が間違っているのだと思います。それは、不破さん一人の責任ではなく、党員全体が自分の頭で考えてこなかったことの結果だと思います。

>一時、不破さんは、資本論を中心に研究し、党内で資本論の学習を進めたことがあります。資本論を社会科学と考えていたようです。私は、これが間違えだと思います。不破さんは今度の引退で、党社会科学研究所の所長に就任しました。
 マルクスと社会科学が中心テーマです。

>矛盾を解消するには、ひとつ、マルクスレーニン主義を捨てるべきです。短期的には苦しいことは有っても、未来を考えれば、当面の問題など取るに足らない事柄です。

 マルクス・レーニン主義を捨てなくとも、レーニン主義を捨てれば事足りると私は、思います。しかし、党中央は、今まで間違っていたとは決していいません。それをいうと日本共産党の歴史が無くなってしまいます。気づかれないように徐々に現在レーニン主義を捨てていると思います。また、他党も、日本共産党のそんな態度を責めるような大人げないことはしません。自分のところの党だって似たようなことをやっているからです。武士は相身互いといいますが、いまや政治家は相身互いです。

 本当の民主主義をきづくためには、国民自身が賢くなる必要があると思います。
 一部の日本共産党員の話を聞いていると、安部は、右翼だと批判しています。安部を批判できるのは、来年6月まででしょう。参議院選挙が終われば、小沢か、小沢の息のかかった人間が首相になるのではないでしょうか。そんな他党の批判ばかりしてないで、日本共産党は、自分の党をどうしようと思っているのと聞くと黙ってしまいます。何も自分の意見がないのです。ここにこそ問題があると私は考えます。