皇室の「世継ぎ誕生」に関していくつかの投稿がありま すが、見逃せない新聞報道があります。
共同通信によると、折から韓国訪問中の志位委員長は次のよ うの述べたと報じられている。
『共産党の志位和夫委員長は訪問先のソウルで「母子ともに健 やかにと願っている」とし、皇室典範改正に関しては「女性、 女系天皇が可能な方向で検討することに賛成との立場に変わり はない」と述べた。』
社民党も同じようなコメントであるが、さて我が共産党は天 皇制について「その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民 の総意によって解決されるべきものである」と新しい綱領で述 べているわけであるが、女系天皇が可能な方向に「賛成」とい うことは、「国民の総意」を天皇制廃止に導くという立場を明 確に投げ捨てたものであろう。
綱領の「党は、一人の個人あるいは一つの家族が『国民統合 』の象徴となるという現制度は、民主主義および人間の平等の 原則と両立するものではなく、国民主権の原則の首尾一貫した 展開のためには、民主共和制の政治体制の実現をはかるべきだ との立場に立つ。」との文言がまたしても白々しく聞こえるの は私だけではあるまい。