初めて投稿いたします。よろしくお願いいたします。
9月29日のたぬたぬ様の投稿で社民党との比較が語られていましたが、それに関連して思い出したことがあるので参考までに書かさせていただきます。
おっしゃる通り社民党(社会党)が北朝鮮やソ連や中国の様々な悪行に無批判だったことと、共産党がこれらをきちんと批判してきたことは対照的です。このことはテロや中東情勢をめぐる問題でも同様です。例えば湾岸戦争のときです。イラクのクエート侵攻に対し共産党は明確に批判し、多国籍軍による軍事制裁に関しても「時期尚早」という批判でした。しかし社会党はイラクの行動にも一定の理があるとして一方的にイラクを非難すること自体を批判し結局「イラクも悪いかも知れないがアメリカも悪い」という「どっちもどっち」論になってしまいました。
これと同じ発想で対応したのが9・11の同時多発テロでした。アメリカによる報復戦争に対して、共産党はテロを批判しテロ根絶を主張して、その立場からアメリカのようなやり方ではテロは根絶できない、という立場でアメリカと日本政府を批判したのですが、社民党はテロが起こるのは貧困のせいで、貧困はアメリカの世界支配のせいだと言ってみたり、「アメリカこそ国家テロだ」と国会で発言したり、反戦集会で「アメリカ帝国主義の中東侵略を許すな」というビラをまいたりで、まるで反戦運動がテロの味方であるかのような感じになっていました。ですから政府は楽だったと思いますよ。報復戦争反対派がテロに同情してるんですから、報復戦争に協力する場合「アメリカを採るのかテロを採るのか」とやればいいわけです。
私も共産党には多くの問題があると思います。しかし以上の点を見ても社民党を支持することなど間違っても出来ません。