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たぬたぬ様、シンタロー様へ(社民党の評価について)

2006/10/03 信楽翔太郎 40代

 私は若い時代に共産党員でしたので、あなた方がご指摘のような旧社会党の大いなる過ちに関しては百も承知しており、もちろんそれを私は今も肯定するつもりはまったくありません。
 しかし、社会も組織も常に変化します。過去に正しかった党が今も正しいとは限りません。したがって私は、とりわけ政党 に関しては「過去の実績」よりも「党の現状と将来性」をはるかに重視して評価します。党の「現状」のみについて社民・共 産両党を観察しますと、私は共産党に絶望せざるを得ないのです。
 シンタロー様のように社民党が旧社会党時代の過去の誤りの総括しなければ、共闘・提携できないかのような発想が共産党には根強いように感じられますが、人も組織も過去に傷を持たないものはいないので、もし過去のことより日本の未来を憂慮する人ならば、そのような後ろ向きの議論は運動の発展を阻害するだけです。やめましょう。日本共産党も84年の歴史は誤りだらけであったはずですからね。
 私は社民党員ではありませんが、靖国問題やメール問題に関して社民党は、たぬたぬ様が書いているような単純な対応はしていないと思います。もう一度よくお調べください。
 私は、たぬたぬ様の「共産党を愛しています」というフレーズには気持ちが悪くなってしまいます。その理由については私 の9月の「不破教祖は直ちに隠居せよ!」の投稿をお読みください。
 私は共産党が将来良くなる可能性はゼロとは断定しませんが、憲法改悪阻止にそれが間に合わなければ、政治的にはまったく無意味なことだと思います。たぬたぬ様は憲法9条よりも共産党のほうを「愛して」いらしゃるのですか?
 私の投稿への建設的批判は大いに歓迎しますが、私はあくまで共産党の「現状」批判ですので、「過去」の問題をあれこれ持ち出されても批判にはなっていないと思います。「現在」の問題に関しては「現在」の材料をもってお願いいたします。