これは澄空さんの10月15日付「アルミニウムを含む溶融 金属がオレンジ色に見える理由ほか(訂正)」 での変更部分 に応じた補足です。
>●前回の投稿(「ビル火災の温度に関するジョーンズやホフ マンのゴマカシ」)で書き忘れたので、ここに書いておきます が、無党派通行人氏の主張
「ちなみに、(疑問のある) NISTによるシミュレーションでも 、floor 79,80 の北東のコーナーは少なくとも火災の後半には1000 ℃どころか700℃にも達していません。(NIST NCSTAR1-5.pdf p.184-187) 」
1000℃にならないという主張の中で、1000℃になったシミュ レーションを示すとは夢にも思わず勘違いしていました。おま けに、700℃程度ならアルミニウムは溶け、アルミニウムでは ないという主張にもなりません。これはいったい何のために書 いたんでしょうね?
「1000℃にならないという主張」なんていうデマは困ります
ね。
いちいち説明しなければならないのがアホらしくなりますが
、NISTのシミュレーションでも、サウスタワーが崩壊する直前
に黄色からオレンジ色に光る液体が漏れていた場所 (80階) の
天井付近と79階との天井付近 (0.4m) のガスの温度が700℃に
満たなかったことで、床のアルミが溶けていたかどうかがまず
問題ですが、たとえ溶けていたとしても昼の明るさでは全く光
って見えないし、黒体でも黄色やオレンジ色には光らないとい
うことです。
それはそうと「勘違い」というのを指摘していたのですが、
編集でカットされてしまいました。
シミュレーションであっても鉄骨の一部が1000℃になったな
んて「勘違い」以前の問題だとも思いますがね。
NIST NCSTAR1-5.pdf (p.159) (http://wtc.nist.gov/NISTNCSTAR1-5.pdf)
6.2.3 Presentation of Results
Contour plots of the room gas temperature 0.4 m below the ceiling slab (in the "upper layer" of the compartment) were superimposed on profiles of the observed fire activity (from NIST NCSTAR 1-5A) for each floor at 15 min intervals (Figure 6-1 through 6-16 for WTC 1; Figure 6-17 through 6-28 for WTC 2)."