これは澄空さんの10月19日付「「循環論法」無党派通行 人氏へ」へのコメントです。
> 「循環論法」を駆使される方とは、もはやお付き合いでき ません。
1点だけ、「再現実験」という表現は不適切であったことを 認めます。しかし、これが実際のWTC火災を反映しないとい うのだったら、実験に沿ってどこがどうおかしいかを言うべき であって、WTC火災についてまだよくわかっていなかった時 期の論文を引用してどうのこうのという「自作自演」説の主張 がおかしいことに変わりはありません。
あとは人を小ばかにした言葉にだけ、お答えしておきましょ う。いずれも私にではなく無党派通行人氏にこそ当てはまるも のです。
>>★「気は確かですか?」
●「大部分のコア・外周柱の温度が、鋼材が軟化し始める400 ℃余りにも届かないこと」を指摘してNISTの報告書を批判 したつもりなら、これこそまさに「初歩的な」誤りであろう。 「大部分の」温度が低かろうが、重要部分で損傷する温度に達 するところが一部でもあれば構造物は崩れるからである。
> あらら、気は確かですか?
この部分は余計でしたので撤回します。
>> 火災で熱せられる以前に、飛行機の突入でタワーのコア の一部が切断されているのですが。
> ??? 何について議論しているのかもわからない人は相 手にできません。無党派通行人氏には、論旨も論理もないよう です。
ここはNISTの崩壊シミュレーションの話。NISTは700 ℃程度になった一部で崩壊が始まったとしており、大部分では ないと言ってるのですが?
だから、すでに飛行機の衝突で外周・コア柱の一部が失われ
てもタワーが崩れずにいて、他の大部分の柱が無傷でそこそこ
低温でいる中、外周柱のごく一部が700℃になったからといっ
て崩壊が始まるなんて都合がよすぎるにもほどがあるというこ
となんですが。
NISTのシミュレーションでは崩壊につながる不安定さを生じ
るように秘密の調整が行われていると推測されるし、報告書は
崩壊開始後については何も言っていないも同然です。
たとえ崩れ始めたとしても、大部分の柱が健全なので落下部
分の速度が上がらずにビル下部への衝撃荷重は限られ、崩壊が
どんどん進行して全崩壊に至るという根拠がありません。
しかもサウスタワーのように傾き始めた側の反対側での荷重
は当然減るはずなのに、反対側も含めて全面で砕けていくのが
さらなる謎です。
>★「アホらしい」
...
??? 自然災害と火災の区別もわからないとは……。
統計的ばらつきのある現象についてごく一般的なことを述べ
ただけで、区別する理由はありません。
ただし多数の火災の温度の分布や時間・場所よる変化がどの
ような形になるかは知りませんが。
> 先の投稿のグラフは、もちろん火災モデルの数値(実際の 火災実験から統計処理して求められたもので、ISO834も同様) です。それが実際の火災を反映しないと言うなら、無党派通行 人さんが「憶測」で「統計処理された」と言う「500~650℃」 などは時間軸がないのですから、なおさら実際の火災を反映し ていません。
「ハンドブック」に載っているというのだから、何らかの目 安になるのだろうとしか言いようがありません。
> 自然災害とちがって火災で達する温度は予測可能であり、 ありえない数値でもって耐火試験されることはありません。ISO834 に示されているように、通常の火災を想定した加熱曲線、工場 などの特別な条件下での急速な温度上昇を想定した加熱曲線、 可燃物が少なくじわじわと温度が上がるような火災を想定した 加熱曲線などで行われます。
つまり、無党派通行人氏の言う「通常の範囲を超えた普通で ない火災」とは、急速な温度上昇やじわじわ加熱される場合を 指すのです。
> 崩壊開始までに限っても消火活動なしに50分と100分続い たのですから、燃焼試験やシミュレーションしなくとも、過去 の火災モデルのデータに基づいて(標準曲線によって)最高900 ~1000℃に達しただろうとも言えたわけです。
だからすでに述べたように、ジェット燃料が数分~10分以内 に大半が燃え尽き、各区画の可燃物も引火してから15~20分で あらかた燃えてしまったとされているWTCの火災で、このモデ ルのように120分後まで温度が上がり続けたり下がらないよう な温度-時間曲線が当てはまるわけがないと言っているのです が。
> またどんな火災でも「酸素不足」の状態になります。WTC タワー火災は、通常のビル火災と異なり、飛行機衝突による壁 面の穴によって通気がよくなっていましたし、消火活動もされ ていません。さらに火災で窓が割れるという現象も観察されて いるようですから、専門家ならフラッシュオーバーが生じてい たと言うでしょう。
専門家でないので何とも言えませんが、フラッシュオーバー
とは室内の可燃物全体が引火点に達する and/or 天井付近に可
燃性ガスが充満するという条件で火炎が一気に広がる現象なの
で、壁がほとんどかあまりないと推測される広大なWTCのフロ
アで起こったのかは疑問があります。
過酷であるにも関わらず一つとして崩壊しなかった他のビル
火災の事例では、フロア全体の窓から炎が吹き出したり、多数
階が火だるまになるというような光景が見られるのに比べて、WTC
の火災が特に過酷にも見えません。
> たいていの火事では消火活動が行われます(フラッシュオ ーバーを起こさせない、あるいは遅らせることによって避難す る時間をかせぐ、そういうことも消火活動の目的になっていま す)。そうした火事全般をすべてひっくるめれば、統計的には 「フラッシュオーバーはまれ」と言うこともできるでしょう( そういう「統計」を持ってくるのが陰謀論者の見解であるわけ ですが)が、それは実際のWTC火災を少しも反映しません。 そもそも、こんなWTC火災の基本認識について、調査開始さ れたばかりの頃の論文でもってどうこういうこと自体がおかし なことなのです。
公式陰謀論を支持するために、NISTは再検証しようのない怪
しげなシミュレーションを持ち出すわけです。
また、注意を逸らすような1万ページにも及ぶような大量の
報告書もそうですね。