核廃絶を訴える日本主導の決議案が26日、国連総会の委員会で169カ国の賛成で採択された。
反対は米、北朝鮮、インドの3国。中国、イスラエル、、パキスタン、イランなど8カ国が棄権。
北朝鮮はこれまで棄権を続けていたが、北朝鮮の核実験を非難する表現が加わったことで反対に。
米国の反対は、ブッシュ政権になった01年以来6年連続。北朝鮮非難には支持を表明した。
同日の委員会では、小型兵器が非合法に取引されないよう求める日本など提出の決議案も、賛成172、反対1、棄権なしで採択。通常兵器の国際移転を規制する武器貿易条約に向けた専門家会合を開催することを柱とした決議案も賛成139、反対1、棄権24で採択された。
両決議案では、いずれも米国だけが反対した。
(朝日新聞10月27日夕刊)