たぬたぬさんの水準の批判は反論する価値があると思えないのですが、他の方も読まれていらっしゃると思うので、説明だけしておきます。
たぬたぬさんの批判している点はすべて前提となる事実認識が誤りです。
例えば、社民党は「人権擁護法案」に賛成したことはありません。通常「人権擁護法」といっているものは02年3月(154回国会)に内閣が参院に提出し、継続を繰り返して03年10月(157回国会)の解散で審議未了廃案となったもののことでしょう。同法案は安倍晋三さんをはじめとした反動派の反対もあって、結局採決に至りませんでしたので、各党の賛否は実は明らかではありません(最終的な賛否は修正等の状況を見ながら判断するものです)。社民党は①「人権委員会」の独立性が保障されていないこと、②表現の自由が侵されるおそれが強い、ことから政府原案に対して反対を決めていました。大幅な修正が行なわれない限り、実際に採決が行なわれた場合も反対することが決定されてました。
ただし人権擁護のための法律は必要との立場から、党独自の「人権侵害救済法案」の作成をすすめ、同時に民主党、自由党と人権擁護のための立法を検討するためのテーブルを設けて協議を行なっていました。関係ないですが、そもそも部落解放同盟は政府案に反対していたのですよ。批判するのも結構ですが、もう少しよく勉強してからにして欲しいものです。
テロ行為を賛美した、北朝鮮の拉致を捏造と決め付け拉致解決を散々妨害した、中国北朝鮮を賛美した、部落解放同盟とつるんで利権をあさっている…、まあ「2チャンネル」とかフジサンケイグループの雑誌で見たようなことの受け売りレベルの誹謗中傷なので唖然とします。本当に共産党支持者?
だいたい、たぬたぬさんがどういうことを考えているのか推測できますが、面倒なのでやめておきます。たぬたぬさんがウヨや権力のなりすましではなく、本当に共産党支持の学生さんなのでしたら、是非、ご自身の目で原資料を確認してから批判していただけるようお願いします。部落解放同盟もいろいろ問題を抱えていますが、是非その生の主張に対してご自身で批判されることをおすすめします。なお、私は別に解放同盟と協力関係があっても問題があるとは思いませんが、少なくとも現在は社民党と解放同盟は「つるんで」はいませんよ。いまの解放同盟中央は民主党の支持団体なんだから。